マンション売却で気をつける「3つのキホン」

初めてマンション売却する方へ、売却に当たって気をつけたい基本中の基本をわかりやすく解説します。「売却ってやらなくてはいけないことがたくさんあって困っている」という方も、最低限この3つを押さえておいてください。

  1. 査定価格にガッカリしない
  2. 売れない時には販売戦略を確認する
  3. 依頼する会社や担当者を見極める

「不動産会社に任せっきりでいいのでは?」と考えがちかもしれませんが、売却における一番の当事者は自分です。そして、不動産会社や担当者によってもレベルは、まちまちです。自分のスケジュールや希望に沿った売却を実現するために、基本をしっかりと押さえておきましょう。


1.査定価格にガッカリしない

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大規模マンションの査定価格も・・・

マンションを売却するなら誰もが高く売りたいもの。だからこそ査定価格が高ければうれしいですよね。しかし、査定価格でのトラブルは跡を絶ちません。その理由として、不動産会社各社の査定価格が異なること、さらに査定価格で売れないことも多々あることが挙げられ、さらにこれらは営業担当者の説明不足が起因しています。

「査定価格」は不動産鑑定評価とは異なり、資格を有した人が価格査定しているものではありません。実際に不動産取引の現場の担当者が算出した「売却できるであろうおおよその目安価格」です。

一般的に、マンション売却の査定価格は、一戸建てや土地の査定とは異なり、価格に差が生まれにくいと言われています。特に大規模なマンションでは自宅と同じタイプが多数あり、同じタイプで成約や売出の事例があれば、各社その事例を参考に査定することができるためです。

しかし、実際には、東京都江東区のマンションで不動産会社10社に依頼した査定価格の差が1000万円以上あったこともあります。このマンションは総戸数200戸超で、さらに築年数も10年ほど経過し多数の成約・売出事例があったにも関わらずです。このことから、実際の査定方法は会社や担当者で異なり、査定書を比較することで査定価格算出の根拠に違いがあることがわかります。

また、査定価格は「絶対に売れる価格」ではありません。査定価格よりも高く売却できる可能性も、査定価格よりも成約価格が低くなる可能性もあります。

これは、売り手に売却事情やタイミングがあるとの同様で、買い手にも事情やタイミングがあり、売却している期間でどのくらい興味を示している方がいるかはその時々で異なることが理由のひとつです。

そのため、査定をお願いした不動産会社から出てきた複数の査定価格に一喜一憂するのではなく、あくまで参考にとどめましょう。むしろ不動産査定の根拠と不動産会社各社の行う販売手法や担当者の考え方に着目していただきたいと思います。