売却にあたって気になるのは、新築志向が強い日本では、なかなか中古の流通が活発化しない、ということ。その理由は?打開策はあるの?を探ってみました。

中古住宅を買わなかった理由のワースト5とは?

中古住宅を買わない理由は、新築信仰と価格の不透明感、品質への不安
新築物件の購入者及び中古住宅を検討していたのに買わなかった検討者に実施したアンケートによると、理由のTOP5は

1)新築のほうが気持ちよい(42.9%)
2)価格が妥当なのか判断できなかった(32.6%)
3)リフォーム費用で結局割高になる(28.3%)
4)隠れた不具合が無いか心配(22.8%)
5)耐震性や断熱性など品質が低い(22.6%)

※出典:リクルート住宅総研「既存住宅 再考」n=368

と、せっかくマイホームを買うなら新しいほうが気持ちがいいという理由が一番大きく、次に、価格の妥当性の不透明感と、品質への不安が上位を占める、といったところです。このランキングを見る限りでは、まず新築に対抗できる新しさ感を出せるか、と、建物の品質的な安心感をどうやって打ち出すか、がポイントになってきます。
ちなみに、中古住宅の6割以上は、購入の際にリフォームを実施しており、中古住宅を購入しても、内装の新しさ等へのこだわりが強いことが明らかになっています。

一方で、中古住宅の流通が活発なアメリカでは、購入時にリフォームはせず、専門家による住宅検査(インスペクション)や不動産鑑定士による鑑定を7割が実施しており、日本とアメリカでは傾向が大きく分かれているようです。
確かに、上記ランキングの2)、4)、5)をクリアするには、専門家の介在や適切な品質調査が大きなポイントになってくるといえます。
ちなみに、昨今は、仲介業者が専門家による住宅検査(インスペクション)を事前に導入して、購入者の安心に備える、という動きが出てきているようです。

次のページでは、具体的な内容について解説します。