自分のマンションがいくらくらいで売れるのか?あるいは、どんな長所がどのくらい価格に反映されるのか?ということは売主として知っておいて損のないことです。そんなノウハウをできるだけ簡単にお伝えしようと思っています。

前号では、このマンションの値づけ法の基本的な仕組みをご説明しました。
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1.自分のマンションにできるだけ近い条件のマンションの売買事例を探す。
2.事例マンションの売却価格を専有面積で割って、売却単価を算出する。
3.ふたつのマンションの違いを一つずつチェックして評点を付ける。
4.その評点に従って売却単価を補正して、自分のマンションの専有面積に掛ける。

おおまかに言えば、以上の手順を踏んでマンションの価格は査定できます。

駅前マンションはいくら高いのか?


今回は、マンションが駅に近いことが、どのくらい評価されるのかを説明します。

財団法人不動産流通近代化センターが出している「中古マンション価格査定マニュアル」によれば、駅までの徒歩でかかる時間に応じて、以下の表にあるような評点が付けられます。

写真のタイトル
あなたのマンションが駅まで3分以内なら5%標準価格から高くなり、15分以内なら標準から13%安くなる


自分のマンションとまったく同じグレード、同じ大きさのマンション(事例マンション)があったとして、その売却価格が3,000万円でした。違うのは、駅までの距離だけです。事例マンションは駅まで徒歩15分で、自分のマンションは同じ駅まで歩いて3分でした。このような前提では、自分のマンションの値づけはいくらが適正なのでしょう?

駅まで15分かかるマイナス13%、駅まで3分でプラス5%と定められています。その差は18%ですから、18%くらい高くてもいいと思えばよいでしょう。

正確に計算すると次のようになります。
(3,000万円 ÷ 87%) X 105% = 3,620万円

□駅まで歩いて15分のマンションが3,000万円で売れたのなら
□駅まで3分の同程度のマンションは600万円くらい高く売れるハズ


マンションから駅までの距離感覚に変化が起こっています。次のページで新しい距離感のお話をします。