マンションの向きとは、東・西・南・北の方位で示されます。窓がどちらに付いているか?ベランダがどちらに付いているか?それによって、南向き、北向き、東向き、西向きと呼ばれます。

判定の対象となる窓とは、おおむね高さ1メートル幅1.6メートル以上の大きさのものです。それ以下の小さな窓や廊下側に面している窓は、判定の対象から除外します。

北向きはマイナス10%、東西はマイナス5%


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同じマンションでも、向きの違う部屋が分譲されている。その価格差には、はっきりとしたワケがあります!
自分のマンションとまったく同じグレード、同じ大きさのマンション(事例マンション)があったとして、そのマンションが3,000万円で売れたとします。自分のマンションと違うのは、マンションの向きだけだったと仮に考えます。事例マンションは南向きですが、自分のマンションは北向きでした。このような前提では、自分のマンションの値づけはいくらが適正なのでしょう?

財団法人不動産流通近代化センターの「中古マンション値づけ法」によれば、南向きのマンションを100とした場合に、北向きは90、東向きあるいは西向きを95と評価する方法があります。

つまり、北向きはマイナス10%、東向きや西向きはマイナス5%ということです。このルールで正確に計算すると次のようになります。
3,000万円 X 90% = 2,700万円

□南向きの同じマンションが3,000万円で売れたのなら
□北向きの同じマンションは2,700万円で売れるハズ


東向きあるいは西向きのマンションであれば、95%を掛けますから・・・
3,000万円 X 95% = 2,850万円
□東(西)向きの同じマンションは2,850万円で売れるハズ

角部屋にはボーナスがある!


連続した2方向に窓があるマンションは角部屋と呼びます。角部屋は、日が当たる時間も長く、通風も良いことから価値があると考えられます。南方向の角部屋(南西の角と南東の角の2種類)は105の評価、北方向の角部屋(北西の角と北東の角の2種類)は97の評価です。

ここまでが、向きで価格査定する基本です。しかし、現実はそう単純にはいきません。次のページでは、もう少し実務的な応用問題を解説します。