マンション購入術/マンション情報収集術

住んで後悔しない「周辺環境」のチェック術(2ページ目)

住宅情報の調査によればマイホーム購入者の9割以上が、購入前と購入後にギャップがあったと回答。しかも「見落とし失敗」の1位はなんと「立地条件・周辺環境」。失敗しないためにはどうすればいい?

千葉 由里

執筆者:千葉 由里

マンションの買い替え・売却ガイド

住宅地図でさらに細かく

物件の正確な位置(地番)や近隣の建物、生活道路などの詳細情報を住宅地図で読み取ることができます。道路状況からは区画整備の状態や住宅の密集具合、一方通行路などがわかります。また、広告ではわかりにくい、より広域にわたっての嫌悪施設の有無を確認することが可能です。さらに、建設予定地の建設前の使用状況がわかることもあるのでとても便利です。

都市計画図で未来の住み心地の変化も予測してみよう

面倒でも役所におもむいて、将来図まできちんと確認したいもの建物の大きさや、建設可能な建物の種類などを定めたのが「用途地域」。

「学校は建てられるが工場は不可」「建物の高さは●●mまで」など、住み心地を左右する重要な決め手になるので用途地域は要チェック項目です。物件建設地はもちろん、隣地の用途や建築計画も確認して、街並み変化の将来予測もしておくとより確実です。

なお、都市計画図は管轄の役所で閲覧が可能です。

最後に、実際の住まいをチェックする

Aさんのように現物が出来上がっているのであれば、生活時間帯で実際にチェックしてみましょう。特に深夜・早朝などは要注意。営業マンには立会いで苦労かけるかもしれませんが、やはり住宅はそうそう買い替えのきかない高い買い物。アンマッチとならないためにも、ここは念には念を入れましょう。

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