周辺環境は手間と時間をかけてじっくりチェックすべし

周辺にどんな建物が建つか、騒音や危険がないかなどは事前に確認したい
前回お伝えしたAさんのような例は特殊な例ではありません。実際にリクルート住宅情報の調査によると、購入者の見落として失敗の第1位は「周辺環境・立地条件」です。

例えば、
◎広告上の地図ではよくわからなかったが、ちょっと離れたところに工場があり、週末は静かだが平日には音がやや響いてくる
◎隣のビルにダンス教室があり、夜遅くまで音楽やステップの音が意外に響いてくる
◎駅までの道は、夜歩いてみると街灯がほとんどなく夜は歩くのが結構怖い
◎住んでしばらくして、近隣にビルが建ち、そこから部屋が丸見えになってしまった
などなど住んでから気がついたという失敗例を挙げるときりがないほどです。

現地・周辺を休日・平日の両方、しかも朝・昼・夜とチェック

街を通るクルマの量も人の数も、平日と休日では変わるもの。近くに大規模な公園やスポーツ施設、娯楽施設などがあれば便利ですが、週末のたびに周辺道路が大渋滞、家の周りが違法駐車だらけなんていうケースもあるので要チェックです。たとえ面倒でも、周辺も含めた現地を休日・平日の両方、しかも朝・昼・夜とチェックしてみましょう。

◎駅周辺及び商業施設のチェック
平日午前中の人の流れは都心部への“のぼり”に集中します。実生活をシミュレーションしてみましょう。一方で、大型商業施設などのある駅なら、広域の住民が、電車やクルマで買い出しに押し寄せるもの。自分もそのうちの一人ならなおさら、週末の駐車場の込み具合などは確認しておきたいものです。

◎駅からの家までの通りをチェック
日中は人通りも多く、商店の明かりなどで歩きやすい道路も、夜になれば一変することも。昼間歩いてみた道を、暗くなってからもう一度歩いてみることを忘れずに。平日は見通しもよく、歩きづらさもないかもしれません。でも夜はどうでしょう? 街灯が灯り、商店の照明がついている時間帯ならいいですが、深夜には、暗く、誰かが潜んでいでもわからないような状態になっていないでしょうか?生活時間帯に分けてチェックすることをお勧めします。

◎子供の目線でチェック
交通事故など、子供が犠牲になるいたましい事故や事件が絶えません。子供と大人では同じ道でも危険度が異なってきます。できれば通学路や日常的に通るであろう道など子供さんを連れて実際に歩いてみましょう。死角となる部分が多く、危険度が高くないか、子どもの一人歩きに不安な暗がりなどがないか、チェックしておきましょう。

次のページでは、未来の住み心地の変化の予測方法について具体的に紹介します。