管理の状態とざっくりとした修繕状況のチェック
外溝の植栽が枯れていないか、エントランスが汚れていないかなど確認 |
<共用部分のチェックポイントはここ>
○全体の管理状況---外溝の植栽が枯れていないか、エントランスが汚れていないか、メールボックス付近にチラシなどが散乱していないかなどを実際にチェックしてみましょう。管理体制がきちんとしているかどうかがわかります。
○修繕計画の実施状況のざっくりとした確認---築20年以上のマンションであれば、修繕計画がきちんと実施されているかも確認したいところです。気に入ったら交渉の段階できちんとした修繕の実施状況をもらうべきですが、まずは外周全体を眺め、塗装の落ちがないか、サビが出ていないか、外壁のひび割れやタイルの割れや浮きがないかなどをざっくりと確認しましょう。
○エレベータや掲示板などの貼り紙をチェック---エレベータや掲示板なども、管理のバロメーターになります。例えば、エレベータに落書きや破損がある、掲示板に騒音やペット、共用施設の使い方などトラブルに関する注意書きなどがある場合は要注意です。とくに貼り紙には隣人関係などのトラブルやマナーの状況などがにじみ出やすいので要チェックです。また管理活動の内容も確認できます。
管理体制、セキュリティと隣人関係のチェック
まず、管理員がいるのか、いるとしたら何時までか、土日はどうなのかなどを確認したいところです。管理室の窓口付近などに記載してあったりするので確認してみましょう。また、セキュリティ対策がマンションとしてきちんとなされているかどうかも大切なポイントです。オートロックかどうか、オートロックにはカメラが付いているか、エレベーターなど死角になりやすい場所に防犯カメラがあるかを確認しましょう。
また、住民同士が挨拶をし合っているかも重要な確認ポイントです。警視庁の調べでも、犯罪者が犯罪を諦めるのは住民の目であったり、住民から声を掛けられたことなどが要因となるとのこと。
住民の関係性は実はセキュリティに大きな影響を及ぼします。また隣人関係が良好であるほど、マンション内のトラブルも少ないもの。集合住宅で快適に暮らすには大事なポイントだったりします。
次回は中古マンションの購入に関する確認事項をお伝えします。
気をつけたい!中古マンションチェック法
売れる中古マンション実戦講座<6> 家は古くなるといくら安くなる?
<2>売れる中古マンション実戦講座 中古マンション値づけ法