住宅設計・間取り/キッチン・洗面・寝室・子供部屋の間取り

こんなデザインが危ない!!(3ページ目)

家庭内で起きた不慮の事故死は年間約1万人で、交通事故死と同数です。特に高齢者や幼い子どもの事故が多く発生しています。安全な家づくりをしていくことこそ、もっとも基本的で重要なことなのです。

佐川 旭

執筆者:佐川 旭

家を建てるガイド

具体的にはどこが危険なの?つづき


■折戸・・・指挟み
最近の住宅のクローゼットでは、折戸が多く見られます。折戸の開け閉め時に子どもが指を挟んでケガをする事故が多く報告されています。
※各メーカーとも、この箇所のデザインに力を入れており、角を丸くしたり隙間ができないような工夫をした扉も発売されています。

■吹抜けなどの手すり・・・転落

一般的には、高さ90cm~110cmが多いようです。外部のベランダ手すりの高さに対しては110cm以上と決まりがあるのですが、吹抜け部分などの手すりに対しては、明確な基準はありません。お子様を抱っこしたときなどは、実際130cm~140cmの高さが必要です。また、手すりのデザインもあわせて注意して下さい。


ガイド佐川のワンポイントアドバイス

都市の大きなビルには、流行のごとくガラスが多く使われています。住宅においても、大きなサッシが採用されています。スッキリとしていて、外の風景も取り入れるには、とてもよいと思います。しかし必ずモノには、メリットとデメリットがあるものです。そのデメリットをきちんと認識して対策をしておくことで、より安全が保たれて快適な居住空間となるのです。


・・・これだけは読んでおきたい家づくり講座・・・
「満足する一戸建てをつくるには」第1回:土地を手に入れる!どこに頼む?
「満足する一戸建てをつくるには」第2回:あなたの土地に地耐力はある?
「満足する一戸建てをつくるには」第3回:構造・工法の特徴を知る!
「満足する一戸建てをつくるには」第4回:磯野家に学ぶ“現代の間取り術”
「満足する一戸建てをつくるには」第5回:設計図面ってどう見るの?
「満足する一戸建てをつくるには」第6回:建物の総費用どうなっているの?
「満足する一戸建てをつくるには」第7回:工事段階別“現場チェック法”
「満足する一戸建てをつくるには」第8回:施主も参加する家づくりの儀式
「満足する一戸建てをつくるには」第9回:追加・仕様変更はいつまでOK?
「満足する一戸建てをつくるには」第10回:耐震性のポイントは壁にあり
「満足する一戸建てをつくるには」第11回:外断熱・内断熱どっちがいい?
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