春節には地壇を訪れよう!

地壇。中央に置かれているのは香炉。紫禁城の北に地壇、南に天壇が配置されており、これは天南地北の考えからきているという ©あんどぅ

地壇。中央に置かれているのは香炉。紫禁城の北に地壇、南に天壇が配置されており、これは天南地北の考えからきているという ©あんどぅ

先に紹介した9壇のうち、天壇の他に特に春節に訪れることをオススメしたいのが地壇だ。紫禁城の北にある壇で、毎年夏至に皇帝が訪れた場所だ。

地壇公園の池 ©あんどぅ

地壇公園の池 ©あんどぅ

最初天地壇と呼ばれた祈年殿だが、1530年に四郊分祀という制度が制定されて、天地日月それぞれの壇に分けて祀られることになり、このときに地壇、日壇、月壇が造られた。

地壇も天円地方の考えを取り入れて設計されており、円をふんだんに使った天壇に対し、「地」ということで方形を中心に構成されている。また、天壇が9を中心に奇数で統一されているのに対し、地壇は6を中心に偶数で統一されている。

皇帝がいない現在、正式な儀式がここで行われることはないが、春節にはこの地に北京の人々が大挙して押しかけ、たいへんな賑わいを見せる。 

 

天壇への道

祈年殿から皇穹宇方面を眺める。独特の宗教空間が広がっている ©牧哲雄

祈年殿から皇穹宇方面を眺める。独特の宗教空間が広がっている ©牧哲雄

天壇は公園。あちらこちらで人々が将棋を指したり、太極拳を演じたりしている ©牧哲雄

天壇は公園。あちらこちらで人々が将棋を指したり、太極拳を演じたりしている ©牧哲雄

■エアー&ツアー情報
北京への格安航空券は50,000円前後、ツアーは4日間で70,000円前後から。ANA、JAL、中国国際航空、中国東方航空、ノースウエスト航空、イラン航空、パキスタン国際航空などが、千歳、仙台、成田、名古屋、大阪、広島、岡山、福岡と北京を結んでいる。

天壇は紫禁城から近く、車で5分ほど。自転車などでも十分回れる。

■周辺の世界遺産
北京近郊の世界遺産は6つ。天壇以外の世界遺産は、「北京と瀋陽の明・清朝の皇宮群」「頤和園:北京の皇帝の庭園」「周口店の北京原人遺跡」「明・清朝の皇帝陵墓群(明の十三陵など)」「万里の長城」だ。

 

天壇のベストシーズン

北京の気候は東京とほぼ同じ。季節は同じで、全体的に東京よりやや寒い。雨は7~8月に多く、冬には雪も降る。天壇はいつ行っても楽しめるが、特に春節にはすさまじい賑わいを見せる。

世界遺産基本データ&リンク

皇穹宇。天壇は駆け足で見てもその価値がわからない。ゆっくりとこの空間に身を預けてみてほしい ©牧哲雄

皇穹宇。天壇は駆け足で見てもその価値がわからない。ゆっくりとこの空間に身を預けてみてほしい ©牧哲雄

祈年殿の南側階段中央には3枚の巨大な大理石彫刻があり、見事な鳳凰や龍が描かれている ©牧哲雄

祈年殿の南側階段中央には3枚の巨大な大理石彫刻があり、見事な鳳凰や龍が描かれている ©牧哲雄

【世界遺産基本データ】
登録名称:天壇:北京の皇帝の廟壇
Temple of Heaven: an Imperial Sacrificial Altar in Beijing
国名:中華人民共和国
登録年と登録基準:1998年、文化遺産(i)(ii)(iii)

【関連記事&サイト】
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※海外を訪れる際には最新情報の入手に努め、「外務省 海外安全ホームページ」を確認するなど、安全確保に十分注意を払ってください。