京都グルメ/京都の和食

和ごころ 泉(5ページ目)

「料理」「器」「心(おもてなし)」の三拍子そろった割烹「和ごころ 泉」。料理はもちろん、器使いのセンスが特筆物の京都の一軒です。

執筆者:麻生 玲央

日本美ともいえる八寸の彩り


・八寸
八寸。
これぞ日本美。食べるのがもったいないほどです。
八寸の内容は、「シャラン鴨のロース」「鱧鮨」「粽(ちまき)の鯛鮨」「卵カステラ」「大原のホウレン草の白酢和え」「茶豆」の計6種盛りが、胡瓜の葉を伴って供されます。

八寸。 鯛飯。
粽に付いているのは、祇園祭には欠かせない「蘇民将来護符」。 粽の中には、大ぶりの鯛鮨。
味わい深いシャラン鴨や、6時間もかけて焼き上げられたという卵カステラ等、どれも丁寧に手の込んだ逸品ばかりでしたが、特に目を惹いたのが、粽(鯛鮨)! 粽の結び目(編み目)が、工芸作品のように細かく丁寧に仕上げられていて、これは開くのがホントにもったいない! とさえ思えるほど。夏の和食で粽を食べる機会は多いですが、ここまで美しく結んで(編んで)ある粽は初めてです。

尚、中にはもちろん「鯛鮨」が入っており、こちらは大ぶりで食べ応えも良好! やはり、「粽」は厄よけの意味もありますし、これくらいのサイズでたっぷりと食べたいですからね。

次ページでは、40分かけて焼かれた至高の焼き鮎を御紹介します
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