京都グルメ/京都の和食

京料理 道楽(4ページ目)

380年前(寛永年間)に創業の京料理「道楽」。料理・伝統・設えなど、どれもが300年以上の歴史があるからこそ生み出すことが出来る賜物。老舗だからこそ作り出せる極上の空間で、伝統的な京料理を是非。

執筆者:麻生 玲央

名物料理「知久也喜」


・焼き物
知久也喜。 知久也喜
まずは、青竹が供されます。 蓋を開けると、こんな感じ。
そして焼き物は「道楽」伝承料理でもある「知久也喜」。この「知久也喜」とは、青竹の筒で食材を蒸し焼きにする料理のことで、5代目が考案されてから、綿々と伝えられてきた逸品。この日は青竹の中に「鮎」、「車海老」、「帆立」、「甘藷」の4種が入っていました。「鮎」は頭と中骨を取り除き、しっとりと良い塩梅に蒸し焼きされており、他の食材も絶妙な火入れ加減。素材が違うにも関わらず、見事な蒸し焼き具合はさすがの一言。

・炊合せ
内装。
リンドウが描かれた器で。
炊合せは、「冬瓜」、「南瓜」、「小芋」、「蒟蒻」、「人参」、「生麩」を盛り込んだ「そぼろ」のあんかけ。各素材の繊細な旨味を愉しめる仕上がりで、特に「冬瓜」の出汁を含んだ軽やかさは旬だからこその味わい。

次ページでは、コース後半の御料理を御紹介します
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