京都グルメ/京都の和食

京料理 道楽(2ページ目)

380年前(寛永年間)に創業の京料理「道楽」。料理・伝統・設えなど、どれもが300年以上の歴史があるからこそ生み出すことが出来る賜物。老舗だからこそ作り出せる極上の空間で、伝統的な京料理を是非。

執筆者:麻生 玲央

伝承料理を盛り込んだ一万円コース

内装。
期待が膨らみます。
それでは、「道楽」伝承の「知久也喜」という焼き物料理が入った10,000円の「虚空コース」から御紹介! やはり、「道楽」に訪問される際には、この「知久也喜」が入ったコースを食べていただきたいですね。

・八寸
内装。
見た目も涼しげな八寸。
夏らしくガラスの皿で供された八寸は、「鶉松風」、「アマゴ」、「小川巻」、「カモロースと麩のオランダ煮」、「青菜のゴマ和え」、「青梅の甘煮」の6種類。一つ一つが丁寧に手の込んだ料理ばかりで、酒を誘います。

・甘鯛の玉締め
甘鯛の玉締め。 仁清の写し。
甘鯛の玉締め。蓋を開けると葱の香りが漂います。 器にも拘っておられます。
仁清写しの器で登場したのは「甘鯛の玉締め」。豆腐のように柔らかな玉子の中で、サーモンピンクの鮮やかな皮目が顔を出し、見た目にも上品な一品。甘鯛の他にも、キクラゲ、百合根、ねぎが入っており、それぞれの食材の持ち味がしっかりと感じられる繊細な味わいとなっています。

次ページでは、仕事が光る造里や椀物を御紹介します
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