京都グルメ/京都の和食

野むら山荘 鳥亭(2ページ目)

大原にある鶏料理専門の料亭「野むら山荘」。五千坪の敷地を贅沢に使った、まさに京都秘蔵の奥座敷料亭と言えるでしょう。

執筆者:麻生 玲央

鄙びた茶室でほっこりと

野むら山荘。
入店してまず通されるのが、このロビー。
待合を兼ねた広い玄関ロビーを上がって、まず通されたのは普請道楽の極みとも言える茶室。この茶室がまた凝っていて、300~400年は経っているのではないかと思わせるような、古色蒼然とした仕上がりには驚きを禁じえません。
茶室。 茶室2。
風情のある茶室。 鄙びた内装が素晴らしい。

自家栽培の野菜達

野菜畑。 野菜畑2。
   
続いては囲炉裏部屋に移ってのお食事……と、早く全ての御料理を御紹介したいところですが、その前に「野むら山荘」で使われている野菜(山菜)について触れておきましょう。まず、一部の野菜は、ご主人自らが自家栽培している無農薬野菜を使われています。大原のテロワールが生み出す鮮度抜群の採りたて野菜達は、どれも甘くて美味。

生椎茸。
春と秋に実りの季節を迎える自家栽培の椎茸。
他にも、春と秋に収穫できる椎茸も自家栽培というこだわりよう。特に今の季節には「春子」と呼ばれる春の時期限定の椎茸が食べ頃を迎えております。

炭火庫。
この部屋の中で備長炭が作られています。
さらに囲炉裏部屋で使われている炭火の「備長炭」も、なんと自家製! だからこそ、とても太くて逞しい「備長炭」が出来上がるのです。

備長炭。
この太さ! 火力も凄いっ。
この店では、私の太ももぐらいの太さがある「備長炭」を使うことで、火力の強い火入れが実現しています。この自家製炭火で焼物を食べる贅沢は、まさに唯一無二の魅力といえましょう。

次ページでは、囲炉裏で食べるコース料理を御紹介します
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