城之崎温泉
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| 浴衣で歩くのが基本の城崎温泉 |
次に行ったのが城崎（きのさき）温泉。ここもスコットさんおすすめの場所で、古い町並みが残る情緒あふれる温泉町です。直美さんいわく「いかにも２時間ドラマに出てきそうな町……」
城崎温泉では７つの外湯めぐりをするのが基本で、町中を歩く時は浴衣を着るのが正装だそうです。泊まった旅館では好きな色の浴衣を貸し出すサービスがあり、お義母さんが選んだのは、もちろん紫色の浴衣！ みなさん日本の温泉は初めてではありませんが、城崎特有の雰囲気にすっかりご満悦だったそうです。
ご両親たちだけで１週間
温泉で旅の疲れをとった翌日は、まず京都に行き、ご両親と弟さんをおろして、スコットさんたちだけ帰路につきました。お２人は仕事があるので、ここから別行動。途中、結婚式出席のお礼も兼ねて名古屋の親戚宅に寄り、１泊してから帰宅したそうです。ご両親たちは、京都に滞在してから夜行バスで東京に移動。ショッピングや大相撲見物などもして、最後にまたスコットさんたちのホームタウンに立ち寄り、１泊してから帰国されました。結婚式前からほぼ１カ月近く日本にいらしたので、みんなが帰った後は、急に寂しくなってしまったそうです。無理もないですね。
直美さんには、スコットさんご家族と初めて長時間一緒にいる大旅行となったわけですが、自分が気を遣い過ぎて疲れてはいけないと、なるべく自然体でいるよう心がけたそうです。だから、車の中でもガマンしないで眠い時は寝てしまっていたそうですよ。
お２人にとっても、ご家族のみなさんにとっても、この旅行は掛け替えのない思い出の旅となったようです。直美さんにとっては、夫の人生のバックグラウンドとなる家族史をさかのぼる“時間の旅”も、同時に体験できたのではないでしょうか。
次に家族がそろうのは、来年５月のアメリカでの披露宴。みんなその日を心待ちにしているそうです。
結婚式と家族旅行という２大イベントを終え、スコットさんと直美さんは、今ふつうの日常を取り戻しつつあります。それはすなわち、お２人の夫婦としての新しい生活が定着しつつあるということでもあるのですよね。
続きは、第18話 「スコットさんちのサンクスギビング」へ。その前に番外編 「おじいさんの梅干し」もぜひお読みください。
（風景写真協力：japan-guide.com）
【関連ガイド記事】
スイスで親族大集合イベントに参加＜後編＞
スイスで親族大集合イベントに参加＜前編＞
今までの体験談シリーズ：
＜私たちの国際結婚シリーズ Vol.1＞「インド人の夫の誠実さに感動」
＜私たちの国際結婚シリーズ Vol.2＞「大雑把さと素直さが彼女の魅力」
＜私たちの国際結婚シリーズ Vol.3＞「ワーホリと大雪がご縁を呼んだ？」
＜私たちの国際結婚シリーズ Vol.4＞「親戚の猛反対を乗り越えて」
＜私たちの国際結婚シリーズ Vol.5＞「不思議と気が合った韓国出身の彼」
＜私たちの国際結婚シリーズ Vol.6＞「ベトナムを描き続け居場所見つけた国際結婚」
