暮らしの歳時記/粋な振る舞い・和文化の楽しみ方

懐紙の使い方で女っぷりをあげる!粋な大人が携帯したい懐紙入れも

懐紙とは、和紙を二つ折りにしたもので、ハンカチ、ちり紙、便せん、メモ用紙、皿、敷き紙、包み紙などに使えます。食事の席だけでなく、外出先や自宅でのお懐紙の使い方や活用法、売っているところをご紹介。懐紙入れ、折り方、使い方がわかると何かと重宝するうえ、一目置かれる存在になれます。色柄豊富で楽しいですよ!

三浦 康子

執筆者:三浦 康子

暮らしの歳時記ガイド

その便利さに注目! 懐紙(かいし)とは?

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懐紙は無地、季節の絵柄、透かし模様入りなどがあり、30枚入りで200~300円程度。懐紙入れもお好みでどうぞ♪

懐紙は今でも茶の湯や懐石料理の必需品ですが、興味がなければ手にとることもないはず。だからこそ、普段使いをしていると一目置かれるかもしれません。

筆者自身も茶道がきっかけで懐紙を使い始めましたが、師匠のさりげない使い方に感動し、正式な席から化粧直しにまで活躍する欲張りで素敵なアイテムだと気付きました。収納力のないフォーマルバッグでも懐紙ひとつ入れておけば安心なぐらい、様々な使い方ができます。
<目次>

懐紙とは? 意味・使い方やマナー、懐紙入れにもこだわりを

懐紙とは、和紙を二つ折りにしたもので、懐中していたので「懐紙」といいます。一般的な読み方は「かいし」ですが、「ふところがみ」と読むこともあります。

懐紙はハンカチ、ちり紙、便せん、メモ用紙、皿、敷き紙、包み紙などに使える大変便利な和紙。昔は手を拭いたり、鼻をかんだり、歌を書いたり、茶器を拭いたり、菓子をのせたりして使っていました。時代劇でも着物の襟元に懐紙がはさんであることが多く、懐紙を持つことがたしなみだったことがうかがえます。

懐紙を使うのは大人のマナー。和食を口に運ぶ際、汁などが垂れないよう手を添える(これを「手皿」といいます)のはNG、器を持ちあげるか、懐紙を添えるのがマナー。しかし、実際に懐紙を使っている姿はあまり見られません。そもそも、懐紙に触れたことのない人や使い方が分からない人も多いでしょう。

懐紙は通常、無地ですが、四季折々の柄がついたものもたくさんあり、季節感も楽しめます。持ち歩くときは、紙が傷まないよう懐紙入れやポーチに収納します。懐紙入れは布や紙製のタイプがあり、色柄もお好みで選べます。男性用の懐紙もあり、女性用よりもひとまわり大きなサイズです。 
 

懐紙や懐紙入れはどこで買える? 懐紙売り場

茶道では懐紙を菓子皿として使うので、茶道関係の売り場なら懐紙も懐紙入れも必ず扱っています

茶道では懐紙を菓子皿として使うので、茶道関係の売り場なら懐紙も懐紙入れも必ず扱っています

懐紙は意外と様々な所で売っています。懐紙1束(一帖、30枚入り)で無地なら200円~300円程度ですが、絵柄や透かしに凝っていると500円程度。100円ショップで扱っていることもあります。

懐紙を入れる懐紙入れは、茶道具売り場や和雑貨を扱っているお店で売っていることが多いです(◎印)。値段は数百円~1万円を超えるものまでピンキリ。懐紙とセットで売っていることもあります。
  • 百貨店の茶道具売り場(◎)、リビング用品売り場、文房具売り場
  • 東急ハンズやロフト、ホームセンターなどのリビング用品売り場、文房具売り場
  • 茶葉を売っているお店
  • 和雑貨を扱っているお店(◎)
  • 京都や金沢など和ものが多いところの土産物店(◎)
  • 100円ショップ
  • ネットにも購入できるお店がたくさんあります(◎)

食事の席での懐紙の使い方、懐紙の折り方

懐紙の折り方 二つ折りのまま輪を手前にして持ち、受け皿にします

二つ折りのまま、輪(折り返した側)を手前にして持ち、受け皿にします

まずは、食事(和食)の席での懐紙の使い方を押さえておきましょう。着席したら膝の上や脇などに置いておき、使う際に1枚(あるいは必要な枚数)とって、二つ折りにした輪を手前にして使います

ただし、ナプキンが用意されている場合には、そちらを使うのがマナーです。また、使用した懐紙は持ち帰るのが原則のため、懐紙入れに納めるか、汚れものを入れるビニール袋を持参すると良いでしょう。
  • 料理を口に運ぶときの受け皿に。手で受けるのはNG
  • 口元、箸先、グラスについた口紅などの汚れを拭くときに。本来おしぼりは手を拭くものなので、それ以外には懐紙を使う
  • 焼き魚の中骨を外すときに懐紙で頭を押さえると、手も汚れず、見た目もスマート。残った骨などが見苦しいときは、懐紙をかけておいても良い(かけた懐紙はそのままさげてもらって構いません)。
  • 小骨や種などを口から出すときに、口元を隠す。出したものを包む
  • 食べ残しを包む
  • 取り皿の代わりに。お菓子やちょっとしたものなら懐紙でOK
  • 立食パーティーなどで、グラスの底を包んで水滴防止に。
 

あぶらとり紙やポチ袋にも! 外出先での懐紙の活用法

懐紙の使い方 【ぽち袋の作り方】横長に置く→左右と上下を折る→完成

【ぽち袋の作り方】懐紙を横長に置く→左右と上下を折る→完成

食事の席以外でも懐紙は色々な使い方ができます。覚えておくと、いざというときに役立ちますよ。
  • ハンカチ代わりに。吸水性があるので、手を拭いたり、汗を拭いたり。
  • ティッシュペーパー代わりに。よく揉んでやわらかくして使います。
  • 化粧直しに。口紅を押さえたり、あぶら取り紙として使えます。
  • メモ用紙に。手帳やメモ帳がないときでもメモがとれます。
  • 一筆箋やちょっとしたメッセージカードに。手帳を破るより気が効いています。
  • ぽち袋の代わりに。心付けを渡したりお金のやりとりをする際に、ぱぱっと折るだけ。
 

懐紙は自宅でも大活躍! ナプキン、敷き紙、箸袋、ラッピング

懐紙の使い方 チョコをつまんでティータイム♪ また、食べきれなかったお菓子をさっと包んで持ち帰ってもらうと喜ばれます

チョコをつまんでティータイム♪また、食べきれなかったお菓子をさっと包んで持ち帰ってもらうと喜ばれます

懐紙は実用的なのに品良くみえて素敵です。
  • ケーキやお菓子の敷き紙に。お皿代わりにしてもOK。
  • ホームパーティーの紙ナプキンに。グラスに挿してセッティングするとお洒落。
  • オリジナルの箸袋やコースターに。お好きな形に折って楽しめます。
  • 天ぷらなどの敷き紙に。油を良く吸い、お皿も汚れません。
  • ちょっとお菓子を渡す際のラッピングに。おひねりにするとカワイイです。
アイデア次第でいろいろ使える便利な懐紙。さりげない懐紙テクで、女っぷりもあがるでしょう。
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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