ブームの手ぬぐい、使っていますか?

色とりどりの手ぬぐいが並ぶ「染の安坊」。浅草という土地柄外国のお客様も多く、漢字やおめでたい柄が良く売れるそうです。

色とりどりの手ぬぐいが並ぶ「染の安坊」。浅草という土地柄外国のお客様も多く、漢字やおめでたい柄が良く売れるそうです

ライフスタイルを提案する店ではすっかり定番商品となった手ぬぐいですが、皆さんは手ぬぐいを使っていますか? 今回は手ぬぐい専門店「染めの安坊」代表・北島めぐみさんの“手ぬぐいライフ”をご紹介します。
(※記事は2009年9月に取材した内容を再掲載したものです)
 

お客様のニーズにこたえて、手ぬぐい専用額を作りました

立体的に見えるよう工夫された手ぬぐい用の額でアートに飾りましょう。(額:¥10,500/手ぬぐい左から:蕎麦縞¥945、くちなし¥945、俵¥1,365)

立体的に見えるよう工夫された手ぬぐい用の額でアートに飾りましょう(額:¥10,500/手ぬぐい左から:蕎麦縞¥945、くちなし¥945、俵¥1,365)※取材時点


浅草寺・仲見世通りのすぐ近くに「染めの安坊」はありました。色とりどりの手ぬぐいが並ぶ店内は、手ぬぐいを求めるお客様がひっきりなしにやってきます。通りすがりの方でさえ、つい手に取って買ってしまう……その気持ちわかりますよ。実用品でありながら、その趣やデザインがとても素敵!手ぬぐいはとても洒落たアイテムなのです。

「手ぬぐいを飾りたいという声が多いので、うちでは手ぬぐい専用額をつくりました」と北島さん。そう、手ぬぐいは立派なアートなのです! 洗練された古典柄、季節感溢れるシーズン柄、大胆な構図やかわいい小柄など、版画やポスターを飾る感覚でインテリアにする方が急増中。1枚千円前後という手ごろな値段ですから、ちょくちょく中身を取り替えて楽しめます。
 

手ぬぐいでラッピングすれば、貰い手の嬉しさも倍増します

印象的なラッピング!ゴミも出ず、その後も使える点がウケています。詳しい包み方はこちらです。(半分小丸:桃色・水色各¥840)

印象的なラッピング!ゴミも出ず、その後も使える点がウケています。詳しい包み方は「手ぬぐいを使ったボトルラッピング」でご紹介(半分小丸:桃色・水色各¥840)※取材時点


また、面白いのがプレゼントニーズです。「昔から、ちょっとしたご進物に手ぬぐいが使われてきましたが、別の品物を手ぬぐいでラッピングしてそのまま差し上げるという方も多くなりました。包み方をよく聞かれるのですが、例えばこのボトル包みも……」と見せていただいたラッピングがとても素敵! さっそく包み方を教えていただきました。日本酒やワインなどを贈る際にぴったりなので、ぜひお役立てください。

1本でも2本でもOK! 贈り手のセンスが光るボトルの包み方は「手ぬぐいの使ったボトルラッピング」でご紹介しています。
 

達人はどんな使い方をしているの?

このように、手ぬぐいは贈りものやインテリアとして活用できるのが新品ならではの特徴ですが、暮らしの中で使ってこそ本領を発揮します。では、手ぬぐい使いの達人の実態はどうなのか?

北島さんは手ぬぐいブームの担い手のひとりであり、レクチャー本『大和撫子のための手ぬぐい学校』でモデルまでつとめる美貌の持ち主。そこで北島さんご本人の気になる“手ぬぐいライフ”を教えてもらいました。
 

タイプ別に手ぬぐいの一生がありました

さまざまな色・柄の手ぬぐいがあり、選ぶのも楽しい♪

さまざまな色・柄の手ぬぐいがあり、選ぶのも楽しい♪


「手ぬぐいを色々なシーンで使っていますが、私の場合、3つのタイプに分けて使っています」……手ぬぐい使いの達人は、その経験から3つの用途に応じて手ぬぐいを選ぶようになったそうです。またどんなふうに使い込んで行くのかを伺ったら、タイプ別に手ぬぐいの一生が違うのも興味深いところです。

■1.人に見られることを意識した"おしゃれ系"
「好みから濃い色のものが多いので、何度か洗濯して色が落ちついた後はインテリアとして活用しています」
  • 最初は、スカーフ、着物の半襟などのおしゃれアイテム
  • 次に、観葉植物のプランター用マット、テーブルセンターなどのインテリアグッズ
  • 最後は、玄関まわりや床などのぞうきん

■2.清潔感を重視した"みだしなみ系"
「清潔で爽やかな感じがでるように、白地や淡い色のものを選んでいます」
  • 最初は、ハンカチとして持ち歩く
  • 次に、簡単な袋に縫ってバッグの中に入れるインナーバック、ちょっとした小物のカバーなど
  • 最後は、食卓用ふきん。半分にカットして使うこともある
 
吸水性抜群。お好きな柄で楽しく使いましょう。(半分雪:各色¥840)※取材時点

 
■3.楽しく実用的に使いたい"ボディケア系"
「毎日使うものなので、明るく楽しいものを選んでいます。パステル系が多いですね」
  • 最初は、洗面所用。顔や手を拭くだけでなく、洗面時のヘアバンドとしても利用
  • 次に、浴用タオル。体を洗ったり、拭いたり
  • 最後は、キッチン用ふきん。まずは食器ケアなどに使い、汚れてきたら油まわりに使う
     
首周りを演出する重要なおしゃれアイテムからぞうきんに至るまで、息が長い手ぬぐいの一生。それを支えているのが、実は切りっぱなしだということをご存知でしょうか 
 

手ぬぐいの端が切りっぱなしだから、使い勝手が良いのです

端の様子をご覧ください。 左:新品です(変り豆・青磁¥840) →中央:洗濯してこのぐらい糸がほつれてきたら →右:ほつれた糸を数回カットすれば落ち着きます。

端の様子をご覧ください。 左:新品です(変り豆・青磁¥840 ※取材時点) →中央:洗濯してこのぐらい糸がほつれてきたら →右:ほつれた糸を数回カットすれば落ち着きます。


手ぬぐいってほつれてくるから厄介なんだよね、という声を聞いたことがあります。しかし、端を縫っていないからこそ乾きが早く、雑菌がたまることもないため、清潔に長く使えるのです

また「手ぬぐいの使い方~旅先での使い道に超便利な13通りの活用術」でもご紹介した通り、手で裂けるのでいざという時の応急処置にも使えますし、小さくカットしておしぼりなどにするのも簡単です。

もちろん切りっぱなしなので糸がほつれてきますが、2~3回洗濯すると落ち着きますから、ここできちんと切り揃えると良いそうです。また、おろしたては色落ちしやすいので別洗い(水でさっと手洗いすれば良い)しますが、2~3回洗えば色落ちしなくなるので、その後は普通に洗って構いません。
 

すごい注目度・実用性・季節感!

北島さんに手ぬぐいの魅力を伺ったところ、「注目度」「実用性」「季節感」をあげてくださいました。
 
汗どめにも防寒にもなって注目度満点。
「例えば、私は趣味のゴルフに行くときに手ぬぐいを持って行くのですが、汗止めを兼ねて首に巻いたり、タオルにしたりしていると、周囲の方に必ず声を掛けられます。手ぬぐいを通してコミュニケーションが広がってとても楽しいですよ」という北島さんの経験談も、手ぬぐいの魅力を物語っています。また「手の平の中に季節を携えているようで、豊かな気持ちになれます」という言葉も印象的。約35cm×90cmの布に描かれた花鳥風月から、四季折々の風情が漂います。

眺めてよし、使ってよし、贈ってよし。ガイドもその良さを実感するひとりとして頷くことばかりでした。……北島さん、貴重なアドバイスをありがとうございました。
 
通販で購入できますが、浅草でスタッフと会話をするのも楽しいひととき。 左から2番目が北島さんです。

通販で購入できますが、浅草でスタッフと会話をするのも楽しいひととき。左から2番目が北島さんです。


< 取材協力 >
 
 
染の安坊
所在地.東京都台東区浅草1-21-12
電話.03-5806-4446
営業.10:30~19:00 
浅草寺や仲見世通りのすぐ近く。オリジナルデザインの手ぬぐいを中心に、のれんや半纏などを扱っています。
(※記事は2009年9月に取材した内容を再掲載したものです)

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