
浴衣でお出かけしたものの、時間が経つとどうしても着崩れてしまいます。なんとか手直ししてみたら、余計にひどくなってしまった……なんてこともありますね。嬉しいはずの浴衣姿がグダグダになっては哀しいし、そんな姿じゃ女っぷりも下がってしまうでしょう。

』(世界文化社)。「アトリエあやはた」
そこで今回は、浴衣の着崩れの直し方からトイレの入り方まで、浴衣の悩みをきもの研究家・綾秦節先生に解決していただきました。女優のような美しい座り方もご紹介しますので、お出かけ前にぜひチェックしてくださいね。
目次
浴衣の着崩れの直し方:襟のゆるみ、胸元がはだけてきたとき

襟がだんだんゆるんできて、しまいには胸元がはだけてきて……だらしない印象に。下着も見えてますよ~。こういう状態の人、とても多いです。
■浴衣の着崩れ対処法:下前の襟


■浴衣の着崩れ対処法:上前の襟



※ここでは浴衣に伊達襟をつけて着用しています⇒伊達襟テク
※襟がゆるまないよう、きちんと着付けておきましょう。着心地が楽で着崩れもしない着付けのしかたは⇒こちら
浴衣の着崩れの直し方:裾が広がってきたとき

裾すぼまりに着つけたはずなのに、だんだん裾が広がってきて……だらしないばかりか、スタイルも悪く見えてしまいます。さらに下駄で踏んでしまうようになったら、危険!
■裾が広がってきたときの対処法



※裾が広がる原因は、着付けのときの裾の合わせ方や腰紐の締め方に問題があるかも。着心地が楽で着崩れもしない着付けのしかたは⇒こちら
浴衣の着崩れの直し方:背中の伊達締めが見えているとき

着ているうちに帯がズレ、帯の下の伊達締めが見えてしまうことがあります。前側なら気付いてすぐに直せますが、背中側は知らないうちに後ろの人から丸見えになっていることも。折にふれ、注意しておきましょう。
■背中の伊達締めが見えているときの対処法


※こちらの帯結びは「みやこ結び」です⇒結び方
浴衣の着崩れの直し方:帯がきつくて苦しいとき

帯がきついと、苦しくて嫌ですね。食事だって美味しくいただけませんし、気分が悪くなることも。早目に対処して、快適に過ごしましょう。
■帯がきつくて苦しいとき対処法:その1

帯の下部を下に引き、上部に余裕をもたせましょう。みぞおちの締め付けが解消されるので、だいぶ楽になりますよ。
実はこれ、帯の下部が体に沿って美しいシルエットになり、着姿を美しく魅せるコツでもあるのです。さりげなくできるので、ぜひ覚えておいて!
■帯がきつくて苦しいとき対処法:その2



※苦しい原因は、着付けのときの紐の締め方に問題があるかも。着心地が楽で着崩れもしない着付けのしかたは⇒こちら
浴衣でのトイレの入り方~裾の持ち上げる裏技と注意
着慣れていないとトイレだって戸惑います。和式と洋式がある場合、洋式のほうを選びましょう。腰かけるので楽ですし、裾などを汚す心配も減ります。
【トイレの個室にて】
そのままだと汚したり乱れたりしますから、裾を持ち上げておきましょう。

- まず浴衣を持ち上げ、帯の上部に左右の褄先(両端のこと)を挟みます。ピンチを持参して留めてもいいでしょう。
- 次に裾よけ(下着)を持ち上げて同様に留めておきます。
※それが面倒なら、裾よけの裾を持って浴衣ごと一気に持ち上げ、帯に挟んでおく方法もあります。
【洗面所にて】
トイレを出る前に、鏡の前で入念にチェックしておきましょう。

- タレやおはしょりがめくれ上がっていませんか?
- 帯の形が崩れていませんか?
- 襟や裾もきちんと整えておきましょう。
浴衣の美しい立ち居振る舞い~着席のしかた

洋服感覚で座ってしまうと、背もたれで帯は崩れるし、裾もシワシワで見苦しい。どこへ行っても浴衣姿は注目されますので、さりげないしぐさも要注意。これで写真撮影をしたらきっと後悔するでしょう。
そこで、多くの女優を指導してきた綾秦先生からのアドバイスです。
■着崩れを防ぐ美しい座り方


そのほかの立ち居振る舞いについては「浴衣美人のマナー~歩き方、階段、乗車のしかた」をご覧ください。
【取材協力】
笑うキモノ生活 [玉のり]
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