浴衣や着物には美しく見える歩き方やマナーがあります

浴衣・着物美人は歩き方、階段や乗車時のマナーを心得ています

浴衣・着物美人は歩き方、階段や車の乗り降りのマナーも心得ています

 
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浴衣や着物っていいですよね。誰しも憧れに似た感情を抱きますし、街で浴衣や着物の方を見かけるとつい注目してしまうでしょう。

ところが、「せっかく美しい着物を着ているのに……」という台詞を耳にすることも多いですね。美しい着物に身を包み、美しくない人だと言われてしまうとはなんともカナシイ。もちろん、美しくないというのは容姿ではなく、立ち居振る舞いのことです。

着ている方は「だって、着慣れないんだもん!」と反論したくなりますし、洋服と勝手が違い動きにくいと感じることも多いでしょう。

しかし、着物という拘束があるからこそ生まれる美しい動きがあります。折角ですから、その独特の動きを楽しんでみませんか。浴衣・着物美人はそんな立ち居振る舞いを知っている人。実は着慣れない方でも浴衣・着物美人になれる秘策があるのでご紹介します。

【INDEX】

浴衣・着物で美しく歩くための秘策 ー裾割り

浴衣や着物で最も気をつけたいのは歩き方です。「だって、歩きにくいんだもん!」と言いたいのはやまやまですが、歩きやすくするために裾割り(すそわり)をしておくといいですよ。

【 裾割りのしかた 】
着付けの後、足を肩幅に開き、裾を左右に開くよう膝を軽く2~3回曲げます(軽~くスクワットするような感じです)。着物や長襦袢の裾まわりの窮屈さが緩和されたらOK。真っ直ぐに立ち、上前と下前をきちんと整えておきましょう。

裾割りをしておくと裾が開きやすくなるためとても歩きやすく、着崩れも防いでくれます。ただし、とても人様にお見せできる格好ではありませんので、密かにやってくださいね。

 

浴衣・着物美人の歩き方

洋服と同じように歩かないよう気をつけましょう。
裾割りで歩きやすくなったからといって、洋服のときと同じように颯爽と歩いてはいけません。裾が乱れて見苦しく、着崩れしやすくなりますよ。日頃パンツ姿が多い方は、外股になりやすいので要注意です。

ではどうしたらいいのでしょう?
それは、浴衣や着物が教えてくれています。

● 浴衣・着物に合わせて歩幅は狭く
浴衣・着物を着ると裾まわりに合わせて自然に歩幅が狭まり、内股ぎみになります。また、大股で歩くと裾が乱れるため、必然的に静々と歩くようになるでしょう。むしろ、大股や外股で歩こうとすると不自然なのです。帯のお蔭で背筋も伸びますから、美しい姿勢で歩けるはずです。

● 手に気を配る
それから手も大切です。もちろん大手を振って歩いてはいけませんが、歩幅を狭く静々と歩いていれば手を振ることもありません。だからといってだらんと垂らさず、軽く肘を曲げてほんの少し袖の中に引っ込めるようにするとたおやかです。
 
着慣れないうちは、この右手で上前をおさえながら歩くと安心です。(画像提供:「Loje」
● 上前をおさえると安心
さらに、右手で上前を軽くおさえながら歩いてみてください(右の太ももの脇あたりです)。外を歩くときはバッグなどの荷物がありますから、荷物は左手で持ち、右手をさりげなく上前にそえて歩くようにするのです。すると、少々急ぎ足で歩いたり風が吹いたりしても裾がめくれ上がることもなく安心ですし、上前にそえた右手が奥ゆかしく映ります。


つまり、最初に浴衣や着物で歩いたときに感じた歩幅や足の動きを気に留めておけば、自然と美しく歩けるんですね。気にしなくなったとたん、いつものクセが出てしまいますよ。上前を手で押さえることはそこに気を置くことにもなるため、着慣れないうちは特に効果的です。

 

浴衣・着物での階段の上り方

階段の上り下りは、意外に注目されています!
階段で裾を踏むと危ないですし、知らぬ間に裾を汚してしまうことも多いですね。駅のような人混みでは周囲の方に裾を踏まれることもあるので、対処法を覚えておきましょう。

●右手で裾をかるく持ちあげて上り下りします。あまり持ち上げ過ぎると足袋だけでなく地肌が見えてしまうので(それを色っぽいと見る方もいれば、はしたないと見る方もいます)注意してくださいね。

●つま先に重心をかけると上りやすく、かかとも上がるので地肌が見えず安心です。

●振袖の場合には、両方の袂(たもと)を重ねて左手にかけて持つと、汚さないですみます。

 

浴衣・着物で車に乗るとき

ドアを広げたほうが乗りやすいけれど、閉めるのが大変…エスコートする方が開閉してくださると助かります。
頭や足から車に乗り込むと、見苦しいばかりか着崩れてしまいます。秘訣はお尻から入ることです。
  1. 大きな荷物は先に入れてしまいましょう。
  2. 袖が邪魔にならないよう体の前で手早く揃えます。振袖の場合は左手に持ちましょう。
  3. 裾が乱れないよう右手で裾をかるく持ち上げ、横向きに浅く腰掛けます。髪が乱れないよう頭を低くし、足を揃えて体を90度回して正面を向きます。
  4. 裾を整え、帯結びがつぶれないよう浅く腰掛けましょう。
  5. 下車する際は、この反対の流れになります。
※エスコートする男性は、荷物を預かったり、ドアの開け閉めをしてあげるといいでしょう。座席についてから腕を伸ばすのはとても大変だからです。

この方法は洋服のときのエレガントな振舞いにも通じますので、ぜひお役立てください。

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