事始め (12月8日)~道具に感謝し、正月の準備を始めます
針供養は、豆腐やこんにゃくに針を刺して供養します。 |
1年間お世話になった道具を片付け、新年を迎えるしたくを始める日ですが、この日に針供養をするのも、着物の時代の大切な道具だからです。おせちを調理するための薪や門松の竹なども、この日に採りに行きました。
現代なら、ご苦労様という気持ちを込めて今年お世話になった道具を片付け、正月の準備リストを作ったり、新しい手帳やカレンダーを用意してはいかがでしょう。年賀状も本腰を入れて準備します。
■年賀状の賀詞、正しい選び方は⇒こちら
すす払い(12月13日)~ご利益を授かる大掃除
すす払いで念入りに掃除をしておけば、年末の大掃除がぐんと楽! |
1年間の汚れを払い隅から隅まできれいにすると、年神様がたくさんのご利益を持って降りてくるそうで、12月13日に江戸城ですす払いを行っていたことに由来します。ただでさえ慌しい年末は要所だけを掃除すればいいので、ぜひ取り入れてみてはいかがでしょう。
また、お歳暮を12月13日ごろから贈るのは、お歳暮が正月用のお供えものだったことの名残りで、すす払いが済み、年神様やご先祖様を迎える態勢がととのう頃に届けるわけです。
■失敗しないお歳暮選びは⇒こちら
■品物すべてに“のし”を付けてはいけません⇒こちら
冬至(12月22日頃) ~風情とともに福を呼ぶ
柚子湯の由来や楽しみ方は⇒こちらです。 |
お馴染みのかぼちゃ(南瓜)は、“ん”のつくものを食べて“運”を呼びこむための「運盛り」のひとつですし、冬至粥は小豆で邪気を祓うためのもの、かぼちゃと小豆のいとこ煮はダブルパワーがあるわけです。柚子湯も一陽来復に際して身を清める禊ぎに由来していますから、新しい年に福を呼ぶためにも、風情あふれる冬至の行事ははずせませんね。
■冬至の詳しい説明と楽しみ方は⇒こちら
クリスマス(12月24日~25日) ~世界の人々とHappyに
クリスマスに和菓子も乙なもの!クリスマス用の創作上生菓子がネットで買える時代です(京菓子司・甘春堂)。 |
■クリスマスを楽しむ情報は⇒こちら
さらに、年の瀬の情緒を満喫しに出掛けましょう >>>