暮らしの歳時記/正月の行事・楽しみ方(年末年始)

ひと味違う~粋なおとなの年末年始(3ページ目)

これから年末に向け、正月準備や片付けなどで忙しい日々が続きます。だからこそ、要所をビシッと押さえて心豊かに過ごしましょう!日本古来のたしなみにそのヒントがありました。

三浦 康子

執筆者:三浦 康子

暮らしの歳時記ガイド

歳の市(12月下旬) ~年の瀬の情緒を楽しむ

有名な京都・東寺の「弘法市」(毎月21日)は、12月を「終い弘法」1月を「初弘法」と呼び1200軒もの露店が並びます。(ガイドの初弘法レポートは⇒こちら
こうして新年を迎える準備が着々とすすんでいくわけですが、各地で開催される歳の市も見逃せません。百貨店やスーパーでも歳の市と銘打つ催事をしていますが、本来は寺社で開催されるその年最後の縁日のことで、境内や門前でお正月の関連商品が並びます。

年神様を呼ぶための門松や注連飾り、お供えものである鏡餅、おせち料理の材料、健やかな成長を願う子どものおもちゃのほか、下着や台所用品といった日用品まで揃っているのは、正月に日用品を新調することがお清めに通じるからです。
■子どもに伝えたい正月遊びは⇒こちら

威勢のいい声が飛び交い、豊富な食材や珍味に溢れ、正月用品が並んだ様子は見ているだけでも楽しいもの。その活気が、新年に福を呼ぶエネルギーにもなるでしょう。

 

御用納め/仕事納め(12月28日頃から) ~仕事を終え、本格的な準備に入る

仕事を終えたら、実家へ帰省。家族みんなでついたお餅を鏡餅やお雑煮に…。こんな光景も珍しくなりました。
その年最後の業務日で、法律により官公庁や学校は28日が御用納めとなっており、一般企業はそれに準じるところも多いようです(金融機関は30日までが多い)。

「よいお年を」「来年も宜しく」と挨拶を交わせば、今年ももう残りわずか。大掃除をして注連飾りや門松を飾り、おせちの準備もすすめましょう。


そしていよいよ大晦日。本来はどう過ごすのでしょう? >>>
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