ビルの谷間、海や山の上…見上げるだけで、素敵な時間が流れます(写真:竹下育男)
ある親子の会話です。
子 「ねぇねぇ、どうして月にうさぎがいるの?どうしてお餅をついているの?」
親 「……」
子 「ねぇ、どうして?」
親 「きっと、餅つきが好きなのよ」
子 「……」

これでは親の面目が立ちません。

 

意外と知らない月うさぎ伝説。その内容に迫ってみましょう

月うさぎ伝説にも諸説ありますが、1番ポピュラーな要約バージョンをご紹介しましょう。

『昔、あるところにウサギとキツネとサルがおりました。ある日、疲れ果てて食べ物を乞う老人に出会い、3匹は老人のために食べ物を集めます。サルは木の実を、キツネは魚をとってきましたが、ウサギは一生懸命頑張っても、何も持ってくることができませんでした。そこで悩んだウサギは、「私を食べてください」といって火の中にとびこみ、自分の身を老人に捧げたのです。実は、その老人とは、3匹の行いを試そうとした帝釈天(タイシャクテン)という神様。帝釈天は、そんなウサギを哀れみ、月の中に甦らせて、皆の手本にしたのです。』

これは、仏教説話からきているお話です。

もっと詳しく知りたい方は、こちらをご覧ください。
Moonlight―月世界からの報告―:世界の月の模様
……仏教説話の内容を詳しく紹介。各国で月の模様をどう捉えるかについてもまとめてあります。

また、このお話には続きがあり、『うさぎを憐れんだ老人が、その焼けた皮を剥いで月に映し、皮を剥がれたうさぎは生き返る』という説もあります。だから、月の白い部分ではなく、黒い部分がうさぎなんですね。


月で餅つきをしているのはどうしてでしょう?

では、なぜ餅をついているのでしょうか?

「うさぎが老人のために餅つきをしている」とか「うさぎが食べ物に困らないように」という説がありますが、中秋の名月が豊穣祝いであることを考えると、たくさんのお米がとれたことに感謝する意が込められているようです。

所変わればうさぎも変わる。月うさぎが海を越えたら、何に見える?>>>