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ウイスキー&バー/ウイスキーが旨い飲食店

第8回日本橋『VIN_Shu』炭火串焼(2ページ目)

ウイスキーと料理の相性を探って歩きまわっているが、今回はブロシェット。フランスの串焼きである。これがね、シングルモルトとよく合うんだ。とくにソーダで割るといい。旨いし、広くゆったりとした店だよ。

協力:サントリー
達磨 信

執筆者:達磨 信

ウイスキー&バーガイド

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串焼きにはハイボールだ

串料理
左がイベリコ豚とズッキーニ、右が鴨とねぎ。ソーダ割りラフロイグの独特の甘味とよく合う
イベリコ豚とズッキーニ、鴨とねぎの2品のブロシェットにはラフロイグ10年(¥900)のソーダ割りをあててみた。
ソーダでスモーキーさを延ばすとラフロイグの独特の甘味が表出してくる。これがねえ、ブロシェットの凝縮された甘味とすごく合うんだな。

実のところ高田勝店長に「ボウモア12年(¥900)がなかなか合うんですよ」と教えられていた。どうしようか迷ったのだが、ボウモア&ソーダは次回の愉しみに取っておこうと、あえてラフロイグにしたのだ。でも、いまは後悔している。両方試しときゃよかったな。納得して次回出かけて、それで違うシングルモルトに挑戦するってほうがよかった。

バーでウイスキーを飲むのとは訳が違うものね。『VIN_Shu』のブロシェットとともに味わうのがいいんだものね。もったいぶらずに、試せる時にやんなきゃ駄目だな、やっぱり。

串料理
ほろほろ鳥とやきリンゴのブロシェットは山崎12年のトワイスアップで愉しむ
もう一品。ほろほろ鳥と焼きリンゴのブロシェットには山崎12年(¥980)をあてた。山崎は水との1対1、トワイスアップで飲んだ。
この組み合わせの感じは読者の方々もイメージしやすいと思う。ブロシェットの旨味に甘酸のバランスが取れたソースがふんわりと纏う。それに山崎12年の熟成感がさざ波のように寄せてくるのだ。
舌がジュワジュワしてきたんじゃないか。ほらほら生ツバものでしょう。ならば行きなさい。『VIN_Shu』へ。

ランチで下見をしろ

ブロシェットは他につぶ貝とトマト(¥500)、フォアグラ(¥650)、鴨つくねと茄子(¥600)など、¥300~650ぐらいの価格帯でたくさんある。ガーリックステーキ(¥1,500)や生ハムの盛り合わせ(¥1,300)、パスタ、ピッツァ、タコライス(いずれも¥900)といった料理もある。

ただね、このサイトとは関係ないけど、ランチがいいよ、面白いよ。メインは豚肉スタミナ焼とサバの塩焼きとかなんだけど、和惣菜バイキングになっていて、しかもドリンクバー付きで¥1,000。
とりあえずランチで下見して、夜に備えてみてはいかがだろうか。安くて旨いランチを食えば、絶対、夜にと思うはず。

前回の同シリーズ『里山バル 銀座竈神』もご一読いただきたい。
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※メニューや料金などのデータは、取材時または記事公開時点での内容です。
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