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ウイスキー&バー/ウイスキーが旨い飲食店

第7回『里山バル 銀座竈神』(2ページ目)

“さとやまバルぎんざかまどがみ”と読む。日本料理の豊かさにこだわり、栄養バランスに優れた料理を食べさせてくれる店。その料理と結構相性がいいのがシングルモルトウイスキー。私はボウモアをたっぷり堪能した。

協力:サントリー
達磨 信

執筆者:達磨 信

ウイスキー&バーガイド

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鮭を屋外で風干したものであるが、その薄い切り身にシングルモルトを浸す。これがいけるのだ。いつも書いていることだが、こういうささやかな酒の肴の旨いのがある店はいい。これだけでウイスキーがすすむ。

この鮭のシングルモルト酒浸しには、これまたボウモア12年がよく合うのだ。ボウモアを垂らした切り身を口にしながら飲むと、じんわりと凝縮された鮭の風味とボウモアが見事なハーモニーとなって舌に浸潤していく。なんともよい心地。幸せな気分になる。ゆるゆるとした満ち足りの時が流れる。

土鍋ごはんコース料理も旨いぞ

鮭の酒浸し
これが鮭のシングルモルト酒浸し(¥980)。これだけでウイスキーがすすむ。
他には生ハム(S¥650、M¥1,200)もシングルモルトのつまみとしては最高だが、締めには土鍋ごはんで腹を満たすといい。私のおすすめは長崎活タコと里いも土鍋ごはん(2~3人前¥1,800)だ。米が旨い。新潟の棚田米を使っているそうだ。
コースも用意されている。里山コース¥3,000、竈神コース¥4,000。バランスのとれたコース料理も是非堪能してみて欲しい。

ここのひと品ひと品を味わっていると、自分が普段いかに濃い、強い味つけの料理を食べているかがわかる。できるだけ素材の自然な味わいを生かした調理法のものを口にしたほうがよいとわかってはいるが、日常というものはそうもいかない。つい塩味の効いた濃い味つけを好んでしまう。それを里山バルは教えてくれる。

柳瀬社長は「体の健康のみならず、心まできれいになるような料理を提案していきたい」と言う。こういう店がもっともっと増えるといい。世の中、こってり味の店が多いような気がする。

前回の同シリーズの代々木『ヒュッテマンクス』もご一読いただきたい。






※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※メニューや料金などのデータは、取材時または記事公開時点での内容です。
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