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酒と食にまつわる文化とその愉しみの世界を伝える雑誌 サントリークォータリー71号発刊(2ページ目)

サントリー(株)東京広報部発行の、酒と食にまつわる文化とその愉しみの世界をテーマにした季刊誌『サントリークォータリー』71号が12月25日に発刊された。特集は“グラスの中のタフネス”。

協力:サントリー
達磨 信

執筆者:達磨 信

ウイスキー&バーガイド

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その中に、以前このサイトのコラム「謎に包まれたウイスキー」で紹介した作家・桐野夏生さんのインタビューが掲載されていた。「男になって飲んでみたい」というタイトルに惹かれ読みすすむと、桐野さんのウイスキー感に共感を得た。とても読みやすいインタビュー記事で、他の特集記事が、よし読むぞと身構えなくてはならないのに比べ、出色の内容だった。作家・桐野さんの素顔もちょっとばかり表出していて面白い。



他には
●ウイスキーの源流を探る「風土と試練が与えたスコッチのタフネス」/文・稲富孝一(ウイスキー研究)
●「潮の香りの呼び水」/文・原健(ヨットレーサー)
●対談「記憶を形にする、二人の食職人」/レストラン『カメレオン』シェフ・萩原雅彦/サントリーチーフブレンダー・輿水精一
このあたりがおすすめの記事だ。


倉橋由美子の小説が読めるのもこの雑誌だけ。「カクテルストーリー酔郷探」を毎号愉しみにしているのは私だけではないだろう。他に江國香織、薄井ゆうじといった作家の連載もある。


さて、私の連載「新日本バーテンダー紀行」はこの71号が最終回となった。
毎号いろいろな町を訪ね、その町に生きるバーテンダーを紹介してきたが、最後は札幌となった。「旅情をまどわす北の都の透明感」というタイトルでふたりのバーテンダーを紹介した。一応最終回のつもりで書いたのだが、わかってくれた読者はおそらくいないだろう。


この場を借りて、「新日本バーテンダー紀行」を愛読してくださった皆様にご挨拶したい。
どうもありがとうございました。

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サントリークォータリー
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