「みそ入大垣せんべい」バリンと心地よい(2ページ目)

突き抜けた風味「特選みそ入大垣せんべい」

詰め合わせ「増吉」。 初代増吉の名は代々当主が 襲名しており、現在は５代目。

実は「みそ入大垣せんべい」には、さらに素材を厳選した「特選みそ入大垣せんべい」があるのです。代々襲名されている当主増吉の名を冠した詰め合わせ「増吉」に入るもので、ごま専門メーカー「オニザキ」の希少な金ゴマが使われています。

ゴマの風味が違う。 ふくらみのある香ばしさ。

せんべいをバリンと噛むと、金ゴマの豊かで濃厚な香ばしさが、固さの中から突き抜けるようにやってきます。癖になる贅沢な香り。罪なせんべいを作ったものです。

「増吉」に入る 「落花せんべい」 白（左）、紅（右）

ちなみに「増吉」には、ほかに落花生の王様ともいわれる「千葉半立種」の落花生を使った白（皮なし）と紅（皮付き）の「落花せんべい」が入ります。落花生の旨味が堪能できるせんべい。千葉育ちの私には、たまらない詰め合わせです。

多彩なせんべい、多彩な芳ばしさ

「味くらべ」に入る「たまり山椒」 見た目は地味だが 味は深い。

同店では他にも色々なせんべいを焼いていますが、今回私が初めて食べて、これはいいなと思ったのは「たまり山椒」。たまり醤油の程好いコクに山椒がピリリと効いた乙な味です。

創業150周年記念菓「ちょぼせん」 柚子風味の「田道間」は 菓祖「田道間守」に由来する。

そしてもう１つ、創業150周年記念菓「ちょぼせん」。小さくカラフルな６種類の「ちょぼせん」のうち、私が試したのは柚子の香る「田道間」。カリッとした歯ごたえにスッと溶ける口溶けのよさ、色も淡くきれいです。

「味くらべ」を取り寄せて お気に入りの１枚を探したい。

バリン、かりかり、ぱりぱり、さくり。食感も、ふわりと広がる香りも多彩な同店のせんべい。噛む音も、鼻に抜ける香りも、芳ばしさに満ちています。

＜店データ＞
■「田中屋せんべい総本家」楽天市場店
本店所在地：　岐阜県大垣市本町2-16
電話番号：0584-78-3583
営業時間： 9:00～19:00
定休日：年中無休（但し元日のみ休）
地図：田中屋せんべい総本家本店
◇予算一例：
◎「みそ入大垣せんべい」（厚焼・二ッ折・四ッ折）それぞれ４枚入各350円～
◎「増吉」６枚入（特選みそ入大垣せんべい、落花せんべい白・紅各２枚入）１缶1,050円～
◎「味くらべ」７種各１枚入600円～
◎「たまり山椒」55g入１袋300円
◎「ちょぼせん」（田道間（柚子）、黒主（黒ゴマ）、道風（豆乳）、道真（梅干し）、阿知女（唐辛子）、利休（抹茶））それぞれ55g入各420円（以上税込）

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「松屋菓子舗」鶏卵素麺の遥かな旅