和菓子/甘味処

「花園茶寮」(新宿)極上の甘味と空間(2ページ目)

老舗和菓子店「花園万頭」唯一の甘味処「花園茶寮」。新宿、花園神社の真向かいで、ここでしか味わえない甘味でゆったりと涼を取ってはいかがでしょう。

原 亜樹子

執筆者:原 亜樹子

和菓子ガイド

「ぬれ甘アイスクリーム」と出来立て「葛ながし」

ぬれ甘アイスクリーム
「ぬれ甘アイスクリーム」
抹茶を贅沢に使った「抹茶」と
「ミルク」アイスクリーム
「花園万頭」をしのぐ人気という「ぬれ甘なつと」は、しっとりとした大納言小豆の甘納豆。甘さが抑えられているためか、豆の風味が豊かです。

「ぬれ甘アイスクリーム」は、これに自家製のアイスクリームを添えたもの。ほろ苦い「抹茶」とまろやかな「ミルク」風味のアイスクリームにふっくら炊かれた大納言小豆が良いアクセント。アイスクリームの冷たさも和らげてくれます。

葛ながし
「葛ながし」
上に飾られる羊羹の形は
季節に合わせて変わる
注文を受けてから作る特製の葛切「葛ながし」は、茶寮でしか味わえない人気の甘味。吉野葛の風味と喉越しを楽しんで欲しいからと、通常の葛切よりも厚めです。

自家製の黒蜜がとろりと絡んだ葛ながしをつるりとすすると、コクのある甘みがじんわり広がります。

懐かしい「しょうがあめ」

しょうがあめ
懐かしの「しょうがあめ」
体がポカポカ温まる
メニューの中に見つけた「しょうがあめ」。生姜と米飴で作るべっ甲色の甘い飲み物です。冬は暖かく、夏は冷たくシャーベット状の氷にかけて供されます。

体が温まり喉にも優しい飲み物ですが、とても甘いので添えられた水で休憩しながら頂きました。昔ながらの味ですが最近は関東ではほとんど見かけず、忘れられつつあるようで少し寂しく感じます。

現7代目になってから次々と新しいことを試みている「花園万頭」。「ぬれ甘なつと」をチョコレートで包んだ季節限定の「ぬれ甘チョコつと」や、アイスクリームと合わせた茶寮限定の「ぬれ甘アイスクリーム」など、一番の人気商品にも思い切って手を加えています。その一方で伝統の和菓子も大切に作り続ける。その両方があるからこそ昔からの顧客と新しい客の両方を引き付けているのだと思います。

<店データ>
「花園万頭」
◇甘味処「花園茶寮」
所在地:東京都新宿区新宿5-16-15(新宿本店裏)
電話番号:0120-014870
営業時間:10:00~19:00(月~金)
10:00~18:00(土、日、祝)
※但し甘味は:11:00~18:15(L.O.)(月~金)
11:00~17:15(L.O.)(土、日、祝)
定休日:年中無休
東京メトロ丸の内線、副都心線 新宿3丁目駅E2出口より徒歩約1分
地図:花園茶寮地図

◇予算一例:
「花園万頭とお抹茶」840円
「ぬれ甘アイスクリーム」630円
「葛ながし」1,155円
「しょうがあめ」315円

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