和菓子/きんつば・どら焼・カステラ等

「さか昭」母の日に贈りたいどら焼(2ページ目)

東京・目黒の「さか昭(あき)」の名物「どら焼」は、遊び心がありながら、しっかりとした味わいです。和菓子を愛するご主人が心をこめて手作りする優しい味は、ぜひ母の日に贈りたい。

原 亜樹子

執筆者:原 亜樹子

和菓子ガイド

名物の「どら焼」。皮が変われば餡も変わる。

箱入り
名物の「どら焼」。
贈り物には潰れないよう、
箱入りを注文するのがお勧め
お店の名物は、和風創作菓子の「どら焼」です。定番の6種類の他に季節の味も作られています。

どら焼
焼き皮の定番どら焼2種
左「ふっくらどら焼」
右「木目どら焼」
銅板で焼いた皮で大納言小豆の餡を挟んだ「ふっくらどら焼」と、黒糖入りの虎模様の焼き皮で大正金時豆の餡を挟んだ「木目どら焼」。この2つ以外の定番のどら焼は、皮に蒸しカステラを使っています。

どら焼
カリフォルニアレーズン協会の
コンテストで特別賞に輝いた
「スター★ファイブ」
レーズン入りシナモン餡を挟む
「さか昭」の蒸しカステラのどら焼には、和洋折衷を思わせる名前が多いのですが、あくまでも「和菓子」の枠から外れません。

「蒸しカステラ」と説明している皮は、和の蒸し菓子「浮島」の製法で白餡が入っているのです。ふんわりした生地は、しっとりとした食感と餡のコクが楽しめます。

どら焼
引き出物にも使われる
ほんのりピンク色の
「縁結びのさくら道」
一番人気の「縁結びのさくら道」は、桜の花びら入りの蒸しカステラで大正金時豆の餡を挟んでいます。ほのかに甘塩っぱいふわふわの皮とねっとりとした金時豆が楽しい組み合わせです。

どら焼
「紅茶どら焼」
アールグレイ風味の蒸しカステラ
大福豆の白粒餡を挟む
「さか昭」のどら焼の一番の魅力は、皮と餡の組み合わせの妙。餡で付ける変化がとても楽しいのです。

昔ながらの焼き皮には少し贅沢に大納言の餡を、紅茶風味の皮には香りを邪魔しないようあっさりした白餡を、個性のある黒糖入りの焼き皮にはそれを引き立てる柔らかな金時豆の餡を合わせています。食べる側もわくわくしますが、作り手側も楽しんでいるように感じます。

坂さんと話していると和菓子を、中でも餡を心から大切に思っていること、そして食べる人のための菓子作りに心を砕いていることが伝わってきます。日々真剣に菓子作りに取り組んでいる結果は、店にずらりと並ぶ姿も味も良い和菓子に現れています。

<店データ>
「さか昭」
◇さか昭本店
所在地:東京都目黒区中町1-37-13
電話番号: 03-3716-2283
営業時間:9:00~19:00
定休日:日(但し、物日の場合は営業)
東急東横線 学芸大学駅より徒歩約8分
地図:本店地図

◇さか昭大橋店
所在地:東京都目黒区大橋2-10-11
電話番号:03-3467-6294
営業時間:9:00~19:00
定休日:日(但し、物日の場合は営業)
井の頭線 駒場東大前駅より徒歩約5分
地図:さか昭大橋店地図

◇どら焼き予算一例:
「縁結びのさくら道」1個210円
「ふっくらどら焼」1個210円
「ふんわり木目どら焼」1個210円
「スター・ファイブ」1個210円
「紅茶どら焼 蒸カステラ製」1個210円
「どら焼詰め合わせ」5個入り 1,210円(箱代込)~

【その他の和菓子記事】
近所に欲しい!「菓子工房 洗足 むや」
  • 前のページへ
  • 1
  • 2
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※メニューや料金などのデータは、取材時または記事公開時点での内容です。

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます