和菓子/その他の和菓子

和みの空間「miyabiancafe」代々木上原(2ページ目)

見るからに居心地の良さそうな「miyabiancafe」は、東京・中目黒「雅庵」の皆川典雅さんが2008年8月に開いた和のカフェ。場所は代々木上原駅の目の前です。(2011年3月閉店)

原 亜樹子

執筆者:原 亜樹子

和菓子ガイド

「miyabiancafe」限定の味

特製あんみつ
こし餡か粒餡か、
プレミアムアイスはバニラか抹茶か
迷うのも楽しい
数ある店内メニューの中で特に人気という「特製あんみつ」は、シンプルにすっきりまとまっています。

玄米茶とプレーンの2種類の寒天、濃厚なアイスクリームに豆、雅庵の餡。個々に食べても美味しい素材は、1つの器に収まることで互いを引立て合い、さらに特別な味わいになっています。

胡麻わらび餅
「胡麻わらび餅」
味わえるのは今のところ
店内のセットメニューでのみ
持ち帰り用も作って欲しい、と私が切望する「胡麻わらび餅」。練り胡麻を煉り込んだ真っ黒なわらび餅には、バランス良く合わせた黒胡麻ときな粉がたっぷりまぶされています。

わらび餅をほおばると口いっぱいに広がる豊かな胡麻の香り。形を保てるほどのコシがありながらも、つるりとした喉越し。胡麻の味が濃厚なのに、くどさは全くありません。

盛り合わせ
雅庵の和菓子6種盛り合わせ
「おまかせプレート」
内容は少しずつ変わる
「和菓子の大きな魅力である四季を感じて欲しい」という思いから、特製あんみつや胡麻わらび餅などを除き、「miyabiancafe」のメニューの多くは季節によって変わります。

ところで今回、皆川さんの言葉に力が入ったのは、和菓子を「特に子どもたちに食べて欲しい」という話題になったとき。東京の子どもたちが和菓子に接する機会が少なくなっているらしいことは、私も親戚や友人の子どもたちと接して感じています。

私もぜひ、小さい子どもこそ良質の素材で丁寧に作られた和菓子を食べて欲しいと願っています。美味しい記憶というのは色あせることなく、成長してからも和菓子を大切にする気持ちが心のどこかにきっと残るはずだと思うのです。

<店データ>
■ 「miyabiancafe」(店舗の契約期間満了に伴い、2011年3月閉店)
「雅庵」
所在地:代々木上原駅南口前
TEL:03-3468-3793
営業時間:10:00~18:00
(喫茶11:00~18:00 L.O.17:30)
定休日:日曜日

◇店内予算一例: (※お菓子は季節によって変わります)
「胡麻わらび餅セット」(煎茶付)700円
「鍋ぜんざい」800円
雅庵の和菓子6種盛り合わせ
「おまかせプレート」(煎茶付)850円
「特製あんみつ」650円
「季節の上生菓子セット」(お抹茶付)700円

【夏向きの和菓子記事】
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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※メニューや料金などのデータは、取材時または記事公開時点での内容です。

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