中国茶/中国茶館・茶藝館・カフェ

おちゃっちゃの擂茶(2ページ目)

奈良の「おちゃっちゃ」では、中国茶・台湾茶に加え、三国時代から有名な擂茶を飲むことができます。

執筆者:平田 公一

擂茶に魅せられて



もちいどの夢CUBEの「おちゃっちゃ」


おちゃっちゃのオーナー、岡田桂子さんが擂茶に出会ったエピソードなどをお聞きしてみました。

もともと中国茶に興味があり、大阪の中国茶講座などにも通ったことがあった岡田さんは、ひょんなことで2004年に大阪で開催さえていた台湾企業の商談会で擂茶に出会ったのだそうです。

もちろん、それ以前から玉山にはまり、台湾には何度か足を運んでいらっしゃったのだそうですけれど、食品に興味があった岡田さんは、お茶と食品の両方を融合させた擂茶の魅力にすっかりはまってしまったのだそうです。

そして翌年には、オンラインショップ「おちゃっちゃ」をスタート。その後も、展示会に出展したり、cafeやレストランなどでも取扱いをしていただけるようになり、そして2007年4月には、現在の実店舗出店に至ったのだそうです。

この実店舗、ガラス張りのキューブ状の店舗です。

実はこの店舗、奈良もちいどのセンター街の協同組合がパチンコ展の跡地を買い取り、小売業やサービス業の経営経験がない個人、グループ、法人を対象に、従来の商業の型にとらわれない、チャレンジ精神あふれる出店企画を募集しオープンした小店舗複合施設なのです。その名も「もちいどの夢CUBE」。敷地内に10店舗が並んでいます。

沢山の応募があった中から、商店街の刺激と魅力になるようなユニーク案として岡田さんの「おちゃっちゃ」が選ばれ出店がきまったのだとか。

もともと、大和の食材などにも興味をもっていた岡田さんは、擂茶を大和の原料で作れないかといった模索もしているのだそうです。ただ、大和ではそろわない材料もあるとかで、是非、今後いろんな試みにトライしてみてほしいものだと思います。

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