お勧めは、章格銘
章格銘の横手の急須
さて、今回の目玉は、なんと言っても章格銘と劉世平。
章格銘は、1973年生まれの若手作家です。中学、高校と美術学校で美術を学び、1993年から陶作に関わり始めました。その後、1996年には 中國文化大学美術学部に学び、新しい観点で陶作ならず、建築場面でのデザインなども手がけ、1999年以降、各種の賞を受賞する注目若手作家の一人です。
章格銘の茶藝セット
今回大々的に紹介する彼の作品は、温かみのある陶器に木製の取っ手をつけるなど、デザインがシンプルかつ斬新なおものばかり。しかも、茶がきちんとだせるように口の部分に茶が切れる工夫したり、持ち手が使いやすいように90度より少し鋭角になっているなどの工夫もされるなど、デザインのみならず実用面にも耐えるような作品を発表しています。
マスクメロンから発想された茶缶、茶壷ととてもマッチする茶盤、使いやすく大振りな茶海など、どれも一つは持っていたいと思わせるものばかり。特に持ち手が日本の急須のような横手の茶壷は、とても美しく使い勝手もよさそうでした。
章格銘の茶藝セット
一方、劉世平も1995年の国際陶芸コンテストで入選して依頼、その斬新なデザインが注目され、数々の賞を受賞している若手の新進気鋭の作家です。今回紹介されているのも、とても斬新なデザインのポットで、少しかしこまったお茶会などで使ってみると面白いと思わせるような作品でした。
阿里山茶坊では、このように、台湾の第一人者の作品から、新進気鋭の若手作家まで、オーナの張さんのお眼鏡にかなったものを取り上げています。
阿里山茶坊のオーナー張さんご夫妻
日本で早い時期からオンラインショップを立ち上げ、おいしい高山茶などを紹介してきた張さんは、このような作家作品のみならず、日月潭の老木の紅茶や上品で香の良い東方美人なども取扱おうと計画しています。
近々新しいオンラインショップを立ち上げるそうで、その準備にも余念がないようです。素敵なサイトが立ち上がると嬉しいですね。
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阿里山茶坊のオンラインショップ
阿里山茶坊については、過去オンラインショップオーナーインタビューでご紹介しました。