中国茶/中国茶の基礎知識

中国茶の分類:六大分類(2)(4ページ目)

中国茶の分類の基本、六大分類の第二回目です。基礎の基礎ですから、これから中国茶を学びたい人は必読です。

執筆者:平田 公一


花茶

メイクイ
花と一緒に加熱し花の香り緑茶、白茶、青茶などに着香したものや、ブレンドしたもの、茶葉を糸などで結わえ中に花を仕込んだもの(工藝茶)など、様々な花茶が存在します。

一般的には、安徽省や福建省の香りを吸いやすい[火共]青緑茶を原料とし、ジャスミンの蕾(半開きのもの)で摘まれたものを開花させ、茶葉と交互に積み重ね寝かせた後、繰り返し堆積攪拌をおこない、翌日になってから篩いを使い花と茶葉を分けます。

この工程を何度も繰り返し行うものが高級なジャスミン茶となります。

工藝茶
一方、工藝茶は、安徽省の汪芳生氏が開発した黄山緑牡丹によってスタートしたお茶です。

製茶し乾燥する前の茶葉を一本ずつ糸などでくくり、釜を使って丁寧に人手により乾燥整形される手間のかかるお茶です。

その後、菊などの様々な花が仕込まれるようになり、現在では様々な工藝茶が存在しています。

発酵度:-
香 り:花
代表茶:茉莉花茶、菊花茶、桂花茶、錦上添花など


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