中国茶/おすすめの緑茶、黄茶、白茶

信陽毛尖(しんようもうせん)(2ページ目)

十大銘茶の一つに数えられる「信陽毛尖」。中国を代表するおいしい緑茶なのですが、なかなか日本では飲む機会がありません。今回はそんなお茶の魅力を探って見ました。

執筆者:平田 公一

信陽毛尖の飲み方

グラスで淹れる
細く華奢な茶葉が特徴の信陽毛尖は、グラスで淹れるのがお勧めです。

一芯一葉から二葉の良質な信陽毛尖は、とても香りのよいお茶です。だから、蓋碗で入れるのも良いのですが、綺麗な葉の開き加減なども楽しむために、是非、グラスを使ってみてください。

耐熱ガラスのグラスに茶葉を3g~4g程度いれ、湯を少し注ぎます。湯の温度は90度ぐらい。そのとき立ち上がる緑茶の香りを楽しんでみてください。高い温度の方がこのお茶の香りをちゃんと捕らえることができると思います。

さらに湯をグラスに注ぎ、グラスの中で徐々に広がって行く茶葉を愛でてください。比較的茶葉が重いので、この茶はすぐ沈みます。約20秒ほどしたら、グラスからそうっと茶をすすってみましょう。広がるさわやかな風味を愉しむことができると思います。

お勧め信陽毛尖

グラスで淹れる
信陽毛尖を販売しているお店は、最近ではだいぶ増えてきましたが、なかなか良いお茶にめぐり合えません。そこで、ガイド平田のお勧めは、以前オンラインショップオーナーインタビューにもご登場いただいた馨香(シンコウ)がおすすめ。

馨香の店長 秦さんは、信陽毛尖の産地河南省のご出身。それだけに信陽毛尖のおいしさをとてもよく知っていらっしゃいます。

馨香の信陽毛尖は、正宗原産地(いわゆる本当の原産地という意味です)である東車雲山一体でつくられたお茶だそうです。1年のうちに3回に分けて摘まれる信陽毛尖の中でも、もっともおいしいとされる春茶の中から、オーガニックの認定を受けている有機食品認定茶のみを取り扱っています。

そのため、ふっくらとして柔らかい茶芽が多くふくまれた茶葉は、湯を注いでも透き通った明るさで、口の中に残る甘くて優しい味わいが特徴です。

いろんなお茶を試して見たい方は、是非一度トライしてみてください。中国緑茶の世界が広がるに違いありません。





 信陽毛尖極品
産地:河南省信陽県東車雲山
価格:2,800円(30g)
販売:馨香
住所:東京都調布市国領町2-5-15 産業振興センター内
電話:0424-84-6021
メール:support@xin-hua.jp
『ガイドのコメント』
河南省のお茶には、仰天雪緑、雲芽翠毫、香山緑峰などのお茶がありますが、やはりなんといってもダントツの知名度を誇るのがこのお茶。馨香の信陽毛尖極品は、とても香りのよい、口の中に甘みの残る緑茶です。値段はやはり高くなってしまうのですが、一度は試してみたい緑茶ですね。
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