茶器も各種 |
このお店のコンセプトを聞いて見ると、帰ってきた言葉が、「以茶會友」。楊建恒氏のもと、「お茶をもって友となる」(直接友だちという意味よりは係わり合いを持つに近い)を掲げ、とにかく、気軽にお店を訪問してもらうというスタンスを取っているのだそうです。
そしてもう一つ重要なキーワードが「免費試飲」。「試飲無料」を小売販売のスローガンとして香港の市場を中心に展開しているのだそうです。
お客様のご要望に応じてお茶を試飲していただき、味を確認したうえでの購入を心がけ、中国茶をおいしく飲んで戴けるよう、店舗スタッフからお客様においしいお茶の淹れ方や、見分け方も学んで頂けるように職員教育にも力を入れているのだと説明してくれました。
銅鑼灣店の「空中茶室」 |
さて、九龍咀沙嘴のお店のほか、いま一番お勧めが銅鑼灣店です。ここは高層ビルの32階にあり、お茶をのんびりと楽しむことができます。
「空中茶室」と名づけたこのオフィスと茶室とショップを兼ねた店舗では、お茶教室から、中国の琴の演奏を楽しみながらのお茶会を催したりもしています。
この空中茶室の使用は、一回2時間までで茶葉を選んで楽しむというやり方。お茶によって特定の値段になるように茶葉を選んでお茶請けと一緒に楽しめるシステムです。
たとえば、茉莉小龍珠、桂花白毫、女児環、竹葉青、白毛猴、南糯白毫などのお茶の場合は30ドルになるように、獅峰龍井、碧螺春、東山碧螺春、翁家山龍井、比賽観音、比賽観音王、文革老磚、1975白針金蓮などは60ドルになるように。ちょっと高いけれど、1975 雲来圓茶、戰前老茶果などは、120ドルという具合。
もちろん、年代物の普[シ耳]茶も飲むことができます。50ドルから500ドルまでの餅茶なら、一回30ドル、501ドルから1500ドルの餅茶の場合は、一回60ドル、1501ドルから3200ドルの餅茶は一回120ドル、そして3200ドル以上の物に関しては、一回に付き1餅の1/30の値段で飲むことができます。
おいしいお茶と出会うことで中国茶が多くの人に愛される飲み物になり、大衆の飲み物として定着してほしい、そう願う楊親子の運営する新星茶荘。咀沙嘴を訪問したら是非立ち寄りたいお店の一つです。
▼ 新星茶荘
住所:香港尖沙咀金馬倫道21號D舗
電話:852-2301-2020
銅鑼灣分店
住所:香港銅鑼灣羅素街38號金朝陽中心32樓3201室
電話:852-2832-2889、FAX:852-2832-2979
HP:http://www.sunsingtea.com/
広東語,北京語,英語が通じます。
Hong Kong Tea Shop & House
Vol.1 三思堂
Vol.2 明茶房
Vol.3 林奇苑茶行
Vol.4 福茗堂
Vol.5 緑與茶藝館