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三宝園で烏龍茶酥を♪ 郭元益の伝統菓子

台湾の老舗「郭元益」の美味しいお菓子。台湾へ行く人にも人気ですが、このお菓子が、東京三宝園で買えるようになりました。

執筆者:平田 公一

▼ 郭元益
台湾へ行くと、いろんなお菓子と出会えるのが楽しみの一つです。今回はどんなお菓子を買ってこようか、そんなことを考えながらわくわくといろんな買い物計画を立てる人も多いのでは?

そんな台湾のお菓子の老舗に「郭元益」というお店があります。創業はなんと清代だというから、150年近くの歴史がある老舗中の老舗でしょう。福建省から渡ってきた郭梁禎という人が、1867年に台北の士林で妻子と共にお菓子屋を開業したのが始まりだそうです。

様々なお菓子を提供しつづけるこのお店、台北へ出かけるたびに、購入してきた人も多いのではないでしょうか。



今までは台北まで出かけないと郭元益のお菓子は、入手できませんでしたが、今年から日本でも入手できるようになりました。販売しているのは、台湾阿里山高山茶の販売で有名な「三宝園」。東京田原町に2軒のお店を抱える台湾烏龍茶専門店です。

三宝園で販売しているのは次の3種類のお菓子です。


▼ 鳳梨酥
一番最初は台湾の非常に有名なお菓子「鳳梨酥」。

これについては、以前ガイド記事でご紹介しましたが、郭元益の鳳梨酥は、李鵠餅店や犂記餅店のものと若干ちがい、小型のもの。

歯ごたえはさっくりとして、中の甘いパイナップルジャムも、ミルクの味わいの中にしっとりとしたバターの香りがする生地とマッチ。大きさもやや小さめのものなので、お茶会で楽しむには持ってこいです。

▼ 烏龍茶酥
次ぎに紹介するのは、烏龍茶酥。

これは、冬瓜、小麦、バター、砂糖、蛋、チーズパウダーなどを使って焼き上げたケーキに、烏龍茶で味わいを豊にしたジャム状の餡が挟まれています。

生地は鳳梨酥と似ていますが、チーズパウダーが入っている分、やや濃厚な味わいがします。

このケーキの特徴は、烏龍茶が餡に使われていること。餡の色は濃い褐色で烏龍茶よりもチャツネのような色をしています。しかし、口の中で溶けていく餡は、しっかりとした烏龍茶の味わいが楽しめます。餡は微妙に苦味を持っているので、生地との相性も良く、焙煎の強い高山茶には非常にマッチすると思います。

今回のお菓子の中では、一押しのおもしろいお菓子だといえるでしょう。

▼ BANANA CAKE
最後はバナナケーキ。

遊び心いっぱいのバナナケーキは、形もバナナ。

中の餡はウーロン茶の餡のような味わいですが、全体にバナナの香りが一杯で、しっとりとした歯ごたえと、味わいの深さをじっくりと楽しめるお菓子に仕上がっていました。


▼ 購入は三宝園で
老舗「郭元益」のお菓子を販売しているのは、台湾の阿里山からおいしいお茶を届けてくれる三宝園。合羽橋と寿にお店があります。

 寿本店
 住所:東京都台東区寿1-19-6
 電話:03-3842-8788(FAX共用)
 営業:11:00~19:00
 定休:火曜&第三日曜
 
 合羽橋店
 住所:東京都台東区西浅草1-5-14 京成サンコーポ商店街1F
 電話:03-3845-4470
 営業:11:00~18:30
 定休:日曜、祝祭日

  三宝園については、以前お店の紹介をしていますので、そちらもご覧ください。

 三宝園(AAJ中国茶)


▼ 関連リンク
  鳳梨酥でお茶しよう♪(AAJ中国茶)
  郭元益(中国語繁体字フォントBIG 5)
  三宝園

※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※メニューや料金などのデータは、取材時または記事公開時点での内容です。

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