中国茶/中国茶関連情報

三思堂(香港)(2ページ目)

香港の銅鑼湾でお店を開いている三思堂。日本人には非常にアクセスしやすい茶荘です。お勧めは鉄観音と普シ耳茶!

執筆者:平田 公一



Andyさんと陳年の普シ耳茶
お店のお勧めの茶葉を聞いてみたら、Andyさんによると今一番面白いのが普[シ耳]茶だとか。でも難しいとのこと。実際、お店の試飲席の後ろには、50年、60年などという茶餅が展示されています。市販の普[シ耳]茶も、熟茶と生茶に区分され、手ごろな値段で購入することができます。

オリジナルの普シ耳茶なども作り始めており、今年も6月ごろ雲南省へ行き、野生の茶葉で寝かせることのできる普シ耳茶を作ってきたいと話していました。香港の人は昔から普[シ耳]茶がすきだったので、飲茶の店で大量に買い込み寝かせてきたものがあったそうですが、今ではあまり飲茶の店でも高いものを取り扱わなくなってしまったので、主流が台湾へ移って久しいのだと嘆いていました。



鴻さん(景徳鎮の作家)の「連枝花弁」
鉄観音についても、一家言あるAndyさん。最近の鉄観音は青くなってしまっているし、中国でも電気による焙煎が多いのだとか。三思堂では、ふるくからの炭火焙煎で茶を再加工させているのだそうです。お勧めの中火焙煎の酔紅鉄観音は香りよい、そしてどこか懐かしいお茶の味がしました。

三思堂ができたのが1997年。今年で7年。お茶だけではなく、茶器の良いものも取り扱いたいというAndyさんの気持ちがそのまま、陳列されている茶器にも現れています。景徳鎮の作家の蓋碗と茶杯のセットなど、非常に美しくて繊細なものが並んでいます。

「日本にもいろんなお茶のお店ができたって聞きますが、香港にきたら、是非立ち寄ってください。」とのことでした。



 ▼ 三思堂
   住所:香港銅鑼湾謝斐道506號 聡成商業中心1101
   電話:852-2892-2463
   URL:http://www.sansitang.com.hk

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