2/2 メゾンカイザー神楽坂 [パン] All About

メゾンカイザーのパン

All About【パン】読者による毎年恒例の人気投票「ベストパン」で、メゾンカイザーは毎年上位にランクインするお店です。（例：ベストパン★2006）

「スタンダードがおいしいのが一番。変わったものは必要ないんです」と木村さんが言う通り、季節のパンがいくつか入れ替わるほかには高輪の一号店のオープン以来あまり変わらぬ品揃え。自家製酵母を用い、伝統的な製法でつくられていることなど店頭では特に謳われておらず、もしかしたら言葉よりも味と香りで、町の人に伝わっているのではないでしょうか。

さて、それではそんなパンの中からいくつかピックアップしてご紹介したいと思います。

チャバタ大（363円）オリーブオイルが香るソフトなパン

パンオフロマージュ（389円）エメンタールチーズが中にも外にも。

皮が薄くソフトな「チャバタ」は前のページのバゲットモンジュと並んで、どんな料理にも合わせやすいパンです。木村さんはニンニクと唐辛子と季節の素材を炒めてパンにのせ、お酒と一緒に愉しむのだそう。歯切れがよいのでサンドイッチにも向きます。シンプルに食べるならオリーブオイルがよく合います。

「パンオフロマージュ」はサラダとワインを用意したら、それだけでご馳走になるパン。香ばしいチーズとソフトでもちもちとした食感が楽しめます。

パンダアサス（321円）老舗ギャラリーラファイエットのためにつくられたパン

エクメック（325円）　ハチミツを練りこんだトルコのパン

セーグルクランベリー（195円）クランベリー入りのライ麦パン

「パンダアサス」はスライスしたときの横長の断面がバゲットと違っておもしろく、ちょっと何かのせるにいいパンです。「エクメック」は甘さがほんのり、バターによく合います。バタートーストにしてさらにハチミツをたらすのもおすすめです。「セーグルクランベリー」は薄くスライスして好みのチーズと。クランベリーの色がチーズに映えます。

レモンパイ（273円）

メゾンカイザーでヴィエノワズリといったら、わたしはいつも「レモンパイ」です。レモンクリームの甘酸っぱさと、翌朝食べてもザクザクした食感が変わらないところが好きです。ほかに洋梨入りの「キャラメルパイ」もあります。

「今後は、神楽坂店や高輪店が店舗のモデルになるでしょう」と木村さん。店舗が増えればより多くの人にとって、こういうパンが「非日常」から「日常」に近づいていくのかもしれません。