ジョギング・マラソン/ジョギング・マラソン関連情報

独占取材!ハイレ選手の世界記録に迫る(3ページ目)

ハイレ・ゲブレシラシエ選手(エチオピア)が、世界を震わせる2時間3分台の記録を出したベルリンマラソン2008。その前日、諏訪利成選手がハイレ選手に突っ込んだ質問を浴びせました。その対談のすべて。

谷中 博史

執筆者:谷中 博史

ジョギング・マラソンガイド

トレーニングは質が大切

日本人はマラソン向き、だけどトレーニング内容は「?」
日本人はマラソン向き、だけどトレーニング内容は「?」
S: 1週間のトレーニングメニューとして、休みの日はあるのでしょうか。

H: いいえ、ありません。ただ、通常毎日午前と午後に分けて2回トレーニングをしているのですが、日曜日だけは1回にしています。それから週に3回ほどジムで軽いトレーニングをしています。エアロバイクやランニングマシーン、筋トレをしています。

S: 日本人の選手は、一日に3回走るというのが基本です。ウェイトトレーニングをやっている選手もいます。僕は、一日2回のトレーニングで走るだけで、ウェイトトレーニングはやっていません。

H: 3回もですかっ!(笑) それが問題なんです。大切なのはトレーニングの内容、つまり質なんです。午前中に十分練習して、一度家へ帰って休みます。それからバランスの取れた食事を取ります。そして夕方になって、2回目のトレーニングです。場所はジムであったり、森であったり、内容は様々です。ジムに行く場合は、最低2時間程かけて色々な運動をしますが、猛烈な練習というよりは軽く身体をならす程度にします。例えば、20キログラムくらいの軽めのウェイトで、レッグプレスであれば60キログラム程度。それ以上は負担になります。腕立て伏せや腹筋運動も取り入れます。

S: それぞれの回数は?

H: レッグプレスであれば40回を休憩を挟んで2セットです。とにかく軽い運動に留めることです。とにかくウェイトトレーニングであろうが、何であろうが、まずきちんとウォームアップをすることが大切です。ウォームアップで一汗かいてから取り掛かります。トレッドミルであれば20分、それからエアロバイクで20分ぐらいが適量です。
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