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独占取材!ハイレ選手の世界記録に迫る(4ページ目)

ハイレ・ゲブレシラシエ選手(エチオピア)が、世界を震わせる2時間3分台の記録を出したベルリンマラソン2008。その前日、諏訪利成選手がハイレ選手に突っ込んだ質問を浴びせました。その対談のすべて。

谷中 博史

執筆者:谷中 博史

ジョギング・マラソンガイド

マラソンは20歳になってから

今回の世界記録達成に選んだフットウエアはアディダスだった
今回の世界記録達成に選んだフットウエアはアディダスだった
S: マラソン選手として活躍することを夢見ている中高生たちは、今どんな練習をすれば良いのか、アドバイスをお願いします。

H: 20歳以下であればマラソンは厳しいですね。マラソンは20歳になってから、あるいはそれ以降に開始するべきだと思います。10代では少々早過ぎます。

日本人の素晴らしいところは、「夢」を持っているということです。「マラソンで勝つ」という夢。みんなそれを目指しています。その気持ちは、何よりも大切なものです。それから身体的にも強いと思います。特に女性はね。

良いコーチにつくことも大切です。(マラソン専門の)コーチでなくても良い指導者であればいいんです。将来的に日本人がマラソン界を独占することも夢ではないと思います。マラソンにあった体つきをしていますからね。そして、経済的なランニングフォームをしていますから。

若いときから骨を強くするトレーニングを

S: 具体的なトレーニングとしては、どのようなことをすれば良いのでしょう?

H: その時点で、スピードはあまり重要ではなく、むしろ長距離を走ることですね。日本人は、そもそもスピードについての素質がありますから、これは自然と後からついてくるものだと思います。ただ、身体的にはあまり強くありません。特に骨ですね。骨を強くするには時間がかかりますが、若い頃から取り組めば時間は十分にあります。
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