スイングの傾向とマッチするクラブとは?
キャロウェイパフォーマンスセンターに用意された膨大なフィッティング用クラブ。フィッターさんによれば、これだけの数と「I-MIX」を駆使しても試打クラブは足らないくらいだとか。フィッティングは奥深い… |
ウッド、アイアンを試打してみたガイドのスイングの傾向は、Attack Angle(地面の水平に対してのヘッドの入射角)が、アイアンではマイナス3度くらいでダウンブロー気味。ドライバーでは、逆に3度程度プラス数値でした。理想は、もう少し緩やかな入射角が好ましいといえそうです。
Path Angle(ターゲットラインに対してのヘッドの入射角)は、プラス5度程度で完全なるインサイド軌道。軽い左曲がりのサイドスピンがかかっているため、右に軽く打ち出してすこし左に戻ってくるような弾道です。
もっとも特性が大きく異なるクラブを交互に打つと、当然ながら左右にボールは曲がります。
例えば、かなりつかまりにくい特性を持ったヘッドとシャフトを組み合わせたクラブで打つと、右に打ち出したボールは、そのままスライスして大きく右にいってしまいます。こうして試してみると、クラブと自分のスイングとのマッチングの大切さを改めて感じます。
ガイドのスイングを、キャロウェイゴルフのフィッティングスタッフさんにみていただいたところ、「ヘッド軌道、球筋とも安定しているものの、打点の微妙なバラツキがある。そのためアイアンでの数ヤードの縦の距離の差になっている」という指摘を受けました。
打点のバラツキには、様々な理由があるようですが、使用しているダイナミックゴールドシャフト(120g程度)が重いために、ダウンスイングにあまり余裕がないのではということで、少し軽いM10 DBシャフト(110g)を勧められました。
おすすめのアイアンとなった「X-22 TOUR」。スイートエリアが広くミスに強いが操作性が確保されたモデル |
飛距離アップは、シャフトが軽量になったことと、両モデルのロフト差もあるため、一概には言えない部分もありますが、適切なアドバイスに大変納得しました。
豊富な試打スペックと、詳細な弾道計測結果、そしてなによりフィッティングのスペシャリストであるキャロウェイのスタッフさんの見る目が一体となって、より適正なクラブ選びが可能になります。こうした要素は、どんなメーカーさんのフィッティングにも共通していると思います。
次回は、パッティングのフィッティング。今年2009年7月にオープンしたばかりの「ODYSSEY PUTT LAB」(オデッセイ パット ラボ)について紹介します。
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