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トッププロと歩んだツアーステージの10年

主にアスリートゴルファーを対象としたラインナップで絶大な支持を得ているブリヂストンスポーツの看板ブランド、ツアーステージは今年で誕生10周年。ゴルフギア史に残る10年の歩みを2回に分けて紹介します。

児山 和弘

執筆者:児山 和弘

ゴルフガイド

誕生前夜 「J's」全盛の時代

「J's」ブランド最初のモデル「J'sメタル」
「J's チタンマッスル 限定版」。35万円の通常モデルも後に発売
ツアーステージ(TOURSTAGE)といえば、ブリヂストンスポーツ(以下ブリヂストン)の看板ブランド。主にアスリートゴルファーを対象としたラインナップで多くのゴルファーから支持を得ています。そのツアーステージも、今年で誕生10周年。今回から、2回に分けて日本のゴルフギア史に残るツアーステージ10年の歩みを紹介します。

ツアーステージは1998年初頭に生まれたブランドで、当時はジャンボ尾崎プロのパーソナルブランドである「J's」の全盛期。過去10年の賞金王が、尾崎プロの兄弟や門下生からなるジャンボ軍団で独占されていました。尾崎プロ自身も98年まで5年連続で賞金王と段違いの強さ。

ゴルフクラブにも極めて深い造詣をもつ尾崎プロはクラブ開発にも積極的にかかわり、自身のこだわりを具現化したモデルを多く生み出しました。それらのほとんどは大ヒット商品に。中でも1995年に発売された「J's チタンマッスル 限定品」は50万円という高額ながら、一時はプレミアムがつくほどの高値で取引があったといいます。

基本的にはプロユースの上級者向けクラブでありながら強いジャンボへの憧れから「J's」は圧倒的な人気を誇り、ブリヂストンでも大部分の売り上げを占めていました。

しかし、ジャンボ尾崎選手との契約も1997年で終了。98年からは看板ブランドである「J's」に変わる新しいブランドの必要に迫られました。現在は、ゴルファーの大半が知っているツアーステージの誕生には、そうした危機感と「J'S」に変わる新しいブランドを生み出そうとする気概があったものと思います。

>>次は、いよいよツアーステージ登場!>>
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