まずは練習場

以前の記事(参考「初心者ゴルファーのための道具選び その2」)で、大まかなクラブの選び方を紹介しました。いよいよ本格的なゴルフライフがスタートするわけですが、まずゴルフコースに出る前に、通称「打ちっ放し」と呼ばれるゴルフ練習場に行き、実際にボールを打つ練習をします。

余談ですが、アメリカツアーでも活躍した丸山茂樹選手は、ゴルフを始めて1年間はコースへ行かず、練習場でみっちりボールを打つ練習をしたそうです。しっかり練習しておけば、それだけゴルフクラブの扱いに慣れてくるので、きっとコースデビューが楽しいものになると思います。そこで今回は、練習場に行くのに最低限必要なグローブとキャディバッグについて解説します。

ゴルフグローブを使おう!

練習場・コースを問わず、ボールを打つときは、通常、ゴルフ専用のグローブを着用します。これは、クラブがすべったりすることを防ぎ、また、手にかかる負荷を和らげる効果があります。右打ちの人は左手のみに着用します。

レディース用両手グローブの例

レディース用両手グローブの例


手を守る観点から、女性には両手用グローブも用意されており、初心者の方を中心に多く利用されています。

ゴルフグローブの種類

グローブは、大きく分けて天然皮革と合成皮革のものがあります。天然皮革は薄く柔らかいため伸縮性が高く、非常に手に馴染みます。吸湿性・放湿性に優れているので、ムレにくいのも特徴です。天然ならではの風合いを好むゴルファーも多いです。雨の日などに水分を多く吸った後、硬くなってしまいがちな事が欠点です。

合成皮革は汚れやカビなどに強く、素材が部位によって均等であること、また天然皮革に比べると安価な事が特徴です。最近では、均一性や防水性を向上させた天然皮革のグローブやフィット感や通気性を高めて、天然のフィーリングに近づけた合成皮革のグローブも販売されています。

伸縮素材を採用したグローブ

伸縮素材を採用したグローブ


また、伸縮素材を部分的に用いて機能性を高めたモデルもあり、新世代のゴルフグローブとして人気を集めています。

グローブのサイズ

ゴルフグローブを選ぶ基準は、自分の手に自然に馴染み、違和感なくクラブを振れることです。グローブには全てサイズが表記されているので、まず自分の手の大きさにあうサイズのグローブをえらびます。サイズは、男性物ですと21~26cmのサイズがラインナップされています。

グローブのサイズは掌の外周(黒線)

グローブのサイズは掌の外周(黒線)


誤解されがちなのですが、サイズ表記に書かれている数値は、手のひらを横に測った外周の部分を表しています(注:手首から指先まではない)。指の長さは、モデルによって微妙に異なるので、サイズが合うものから自分の指の長さにフィットするものを選びます。

グローブの価格

グローブを選ぶ上で重要なフィット感や扱い易さといった要素は、個々人のフィーリングに拠る所が大きいので、試着して手に馴染むものを選びましょう。合成皮革でも天然皮革でも安価なものは、1枚500円から1000円で販売しているので、試着して気に入ったものをまず一枚買います。

まとめ買いするとお得な場合もありますが、グローブは製品によって耐久性に大きな差があります。1~2度の練習で穴が開いてしまう場合もあるので、初心者のうちは耐久性の良いものを選んで購入しましょう。ゴルフグローブは、同じモデルでも価格差が大きいので、事前にインターネット上で比較しておくと良いと思います。概して、ゴルフコース内のショップでは比較的高額の場合が多いようです。

キャディバッグの大きさ

クラブを手に入れたら、それらを入れるキャディバッグが必要です。メーカーのカタログなどで、キャディバッグを見ると●●型という数字が記載されています。これは、キャディバッグの口径を表していて、キャディバッグの大きさを知る目安となります(写真は8.5型)。

キャディバッグを上から見たところ 口径の大きさは縦を測る(赤線)

キャディバッグを上から見たところ 口径の大きさは縦を測る(赤線)


例えば、9.0型であれば、このキャディバッグの口径は9インチであることを示しています。キャディバッグの口径は、円形に近いものから、写真のような台形もあるため、同じ数字でも厳密には大きさが変わってきますが、大まかな目安とすることができます。男性ゴルファー向けのキャディバッグは、8.5型が一般的。女性向けは8.0型のラインナップが多いようです。

キャディバッグの種類

キャディバッグは、各メーカーからそれぞれ工夫を凝らしたモデルがラインナップされていますが、大きく分ければ、一般的に使用されているカートバッグと、さらに大きいプロモデルタイプ。そしてスタンドタイプの3種類があります。

初心者向けではないプロモデル

プロモデルは、一般的なものよりも大きく9.5型から、中には10.0型を超えるものもあります。

プロモデルのキャディバッグ

プロモデルのキャディバッグ


プロモデルは多くの収納が必要となるプロや上級者をターゲットにしています。ビギナーのうちは必要な用品は限られていますし、プロモデルはバッグ自体が重く、初心者には不向きです。

スタンドバッグとは

スタンドタイプは、その名の通り、キャディバッグを立てるためのスタンドが装着されているバッグです。軽量であることも特徴で、持ち運びしやすく、練習場ではとても使いやすいバッグです。自分で担いでまわることの多い学生ゴルファーなどは、ほとんどこのバッグを使用しています。

スタンド型キャディバッグ

スタンド型キャディバッグ


価格は安価なものが多く、2万円以下が一般的で、モデルによっては1万円を切るものもあります。安価なモデルは、フードが無い場合があります。宅配便での発送などが多い場合、フードが必要になるので購入前にはチェックが必要です。スタンドバッグは、軽量のため収納が少なめなのが欠点です。

また、スタンドを使用しなければ自立しないモデルもありますが、これらは持ち運びや自宅での保管の際に不便なので、ビギナーにはお勧めできません。もし、初心者ゴルファーがこのタイプのキャディバッグを選ぶ場合はポケットなどの収納が多いものを選択しましょう。

カートバッグが初心者にはオススメ

初心者ゴルファーには、カートバッグがお勧めです。ポケットが多く、ボールやグローブ以外にも必要なものが収納でき、コースでの使用でも移動の際も使い勝手が良いです。ラインナップも豊富で、多くのモデルの中から選べます。

カートバッグの例

カートバッグの例


価格はモデルによってまちまちで、4~5万円の高額なものから1万円以下の安価なものがあります。初心者ゴルファーにはその中でも、1万円以下のスポーツタイプのカートバッグが特にお勧めです。金銭的な負担も少なくて済み、軽量で使い勝手が良いため人気があります。

キャディバッグは、プレー中や移動の際などシチュエーションに応じて、使いやすさが求められます。一方で、クラブ以上に人目につくこともあり、自分の気に入った色やデザインのものを選びたいもの。こちらも大切ですね。納得いくまで、選んでみてください。

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