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体験!クラブフィッティングキャロウェイ編(3ページ目)

ゴルフクラブからホーゼルを無くした「S2H2」、名器「ビッグバーサ」を生み出したメーカー、キャロウェイ。昨年2008年、新しく生まれ変わったパフォーマンスセンターを取材しました。

児山 和弘

執筆者:児山 和弘

ゴルフガイド

優れた弾道解析

アメリカ本国でも使用されている弾道解析システム、CPAS(Callaway Golf Performance Analyze System)。
キャロウェイパフォーマンスセンターの大きな特徴は、「I-MIX」を駆使した試打クラブのスペックの多さ。もうひとつは、弾道解析を行う計測器です。

弾道解析器は、既に多くのメーカーで採用され、ショップ向けや個人向けなどの小型なものも登場しており、それらを使ったフィッティングもすでにポピュラーになっています。しかし、アメリカのテストセンターで採用されているものと同じCPAS(Callaway Golf Performance Analyze System)というキャロウェイパフォーマンスセンター内の解析器は、これまでのものに比べて、さらにワンランク上の詳細なショットの分析が可能。

一般的な弾道計測器では、ヘッドスピード、ボールスピード、スピン量、打ち出し角、推定飛距離などが表示されるのが一般的です。キャロウェイの計測器では、さらにAttack AnglePath AngleAPEX、さらにEFFICIENCYを計測可能。ほとんどが、聞きなれない言葉ですが、これがわかれば、さらに自分のスイング傾向がわかる要素です。

アタックアングルやパスアングルなど、これまで以上のスイング解析が可能に…
Attack Angleとは、地面の水平に対してのヘッドの入射角のこと。上からの軌道でボールをとらえる、いわゆるダウンブローの軌道でマイナスの数値が出ます。エネルギー効率の高い緩やかな入射角が、最近のトレンドです。

Path Angleとは、ターゲットラインに対してのヘッドの入射角のこと。インサイドからヘッドが入ってくるとプラス数値、スライスや引っ掛けの要因として嫌われるアウトサイドインと呼ばれる軌道では、マイナス数値として表示されます。出来るだけターゲットラインに沿った角度でヘッドが入ってくるほうが、ストレートに近くエネルギー効率も高いスイングになるといえます。

APEXとは、弾道の頂点までの高さ。ヘッドスピードなどに応じて、最大飛距離を生む適正な高さがあり、高すぎても低すぎても飛距離をロスします。

EFFICIENCYは、エネルギー効率。ヘッドスピードなどから考えられるそのゴルファーのベストポテンシャルを100%として、どのくらい効率の良いショットが打てているかを分析します。

APEXとEFFICIENCYは、クラブフィッティングにおける新しい指標と言えそうです。より適正な弾道の高さと、より効率の良いショットが打てるクラブとスペックになるよう試打を繰り返します。

>>次は、実際のフィッティングについて>>
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