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ツアーを席巻するRIFEパター

大手メーカーの寡占状況であるパター市場で、契約することなくプロの使用者を増やし続け、今年多くのツアー優勝者を生んだRIFEパター。ゴルフ界で存在感を増し続ける新ブランドに迫ります。

児山 和弘

執筆者:児山 和弘

ゴルフガイド

使用契約なく、ツアー勝利者続出 

400MID

2010年多くの勝利を挙げた「RIFEパター」。 ※写真は申ジエ選手の使用する「400 MID MALLET」。

パターといえば、現在は何と言ってもオデッセイの人気が目立ちます。
日本国内のシェアは6割を超え、プロツアーでも石川遼プロ、宮里藍プロをはじめダントツの使用率と勝率を誇ります。
アマチュアでも1組に1.2人は、必ずと言っていいほどオデッセイパターを使用するゴルファーがいるように思います。

オデッセイ以外では、テーラーメイド、スコッティー・キャメロンなどがプロに人気。ことパターに関しては、他のクラブと異なり、こうした少数のメーカーの寡占状態にあります。

そんな状況で、続々とプロの使用者、優勝者を生んでいるのが、「RIFE(ライフ) パター」です。聞きなじみのないメーカーですが、2010年は、世界のツアーで20勝以上をマーク。一躍その存在を知られるようになりました。

石川遼プロのあこがれの存在として知られるイアン・ポールター選手は、「RIFEパター Aruba(アルーバ)」を使用し、念願のアメリカPGAツアーでの初勝利を2日目「60」というビッグスコアをマークするというおまけつきで達成しました。

アメリカのチャンピオンズツアーでは、使用率なんと一位!
ヨーロッパ・アメリカでも続々とプロの使用者を増やしています。

中でも女子選手の活躍は目覚ましいものがあります。
日本の女子ツアーでは、賞金女王を獲得したアン・ソンジュ選手をはじめ多くのプロが使用。なんと全34戦中9勝をマーク。テストしたり、試合で実際に何日か使用してみているプロも多く、その中にはかなりのトッププロも存在します。今後、さらに使用者を増やしていくことも十分に考えられるでしょう。


またアメリカのLPGAツアーでは、賞金ランキング1位のチェ・ナヨン選手(※アイランドシリーズ Abacoを使用)、2位の申ジエ選手(※400 MIDマレットを使用)も「RIFEパター」を使用しています。

「RIFEパター」の画期的なところは、これらの実績をプロとの使用契約なしに実現しているところです。現在のツアーの状況では、驚異的なことと言えます。
賞金を稼ぐプロにとって、パターは結果が出ることがなにより重要。その性能の高さが、プロに評価されているということなのでしょう。

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