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ツアーを席巻するRIFEパター(2ページ目)

大手メーカーの寡占状況であるパター市場で、契約することなくプロの使用者を増やし続け、今年多くのツアー優勝者を生んだRIFEパター。ゴルフ界で存在感を増し続ける新ブランドに迫ります。

児山 和弘

執筆者:児山 和弘

ゴルフガイド

特徴的なグルーブ(溝)

2BAR

フェース面に施されたグルーブ(溝)が、「RIFEパター」の大きな特徴

「RIFEパター」は、大きく分けると3つのタイプがあります。

片山晋呉選手や北田瑠依選手が使用した、大型の慣性モーメントが特徴の「IMO インラインモーメント パター」のような大型マレット。

「2BAR Scarabスカラブパター」やアン・ソンジュ選手が使用する「2BAR Hybrid Tour Mallet」のようなマレット型パター。これらのパターは、特徴的な2本のバーの内部のウェイトを変更することで、自分の操作しやすい重量に調節できるという機能を備えた先進的なモデルです。

そして、申ジエ選手の使用する「400 MIDマレット」やイアン・ポールター選手の使用するオーソドックスな304ステンレス製のCNCミルドパターのラインナップです。

3つのタイプに共通する特徴は、CNCミルド製法を用いた造型の精度が高いこと。
そして、“ロールグルーブテクノロジー”と呼ばれる特徴的な溝がフェース面に施されていることです。軟らかい打感と良い転がりを実現するといいます。

上記の3つのタイプのように、性格が大きく異なるパターが同様に支持されているのは、この溝の施されたフェース面に秘密がありそうです。

パッティングの距離感を出すには、フェース面の硬さがポイントになります。
硬ければ弾き感が強くなります。打音も大きくなるので、ゴルファーによっては強く打てなくなることもあります。一般的には打音が大きいほうが距離感は出しやすいでしょう。

IMO

片山晋呉選手も使用した大型の慣性モーメントを持つ「IMOパター」

「RIFEパター」は、オデッセイに代表されるような樹脂系のインサートが施されたフェースよりも硬め。スコッティー・キャメロンのような硬めのフェースに比べると、溝のせいか軟らかく感じます。この、少し硬めの打感がツアーのグリーンとプロの感性にマッチするのではないかとガイドは予測します。

ロフト角は、平均2度とどのモデルも小さめです。
ロフトを生かすためには、あまりハンドファーストにせず、ややアッパーブローでヒットすると良い結果が得られるでしょう。このパターを使いこなすカギになりそうです。

契約のないプロが使用して勝利しているパターは、説得力十分。
来年のツアーも活躍しそうです。

<関連サイト>
RIFEパター



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