カメラを選ばず、誰でもできる効果的な撮影ポイントを紹介

衣服をオークション商材としてやブログで紹介するレビュー記事に使う写真を撮影するときのポイントをご紹介します。

衣類はまとめづらくなかなか撮りにくい被写体のひとつ。いくつかのポイントを押さえて撮れば、紹介するときに見せやすい写真となります。

衣服の商品写真を撮るときにカメラを選ばず、誰でもできる効果的な撮影ポイントです。


パッケージのテカリを防ぐ

衣類には限りませんが、商品を撮影するときにパッケージから撮る場合があります。このときに気をつけたいのが、パッケージのフィルムに反射して写るテカリです。テカリが写っている写真はとても見にくいものになるので、極力写らないようにしたいもの。

テカリは、光を反射させて写ります。室内であれば、蛍光灯や窓から入る太陽光などが光源となってその光がパッケージに反射してできるものです。

このテカリを防いで写す方法は大きく二通りあります。

ひとつは、光源に当たる部分を黒い物で覆うまたは、光を遮るという方法。直接明かりが反射していることでテカリが生まれるので、黒いものを反射させればテカリにはなりません。黒い幕や板などで覆って撮影すればいいのですが、そのようなものがないときは、カーテンを引くなどとして光そのものを遮ると反射がなくなります。ただし、暗くなり撮影しにくい状況になる場合もあるのですべての光を閉ざしてはいけません。

もうひとつの方法は、レンズの位置、または被写体の角度を変える方法。反射のテカリが写っているということは、レンズと光源が同じ角度で被写体に向かっているということです。この角度をずらせば反射は写らなくなります。

角度をずらして撮るのが最も簡単にテカリを防げる方法です。撮影位置を少し変えてみながら反射が起こらないアングルを探して撮影してみてください。

衣類写真
パッケージの表面にテカリが写った例。光沢系のフィルム類には反射が写りやいです。出来るだけこのテカリがないように撮りたいところ

衣類写真
レンズの角度を変えて、テカリを避けて撮った例。レンズか被写体の角度を変えることでテカリをなくすことができます


素材は、立体に見せるとよりわかりやすくなる

衣類の素材を写真で見せたいという場合も多くあります。撮影方法は、一部分にクローズアップして撮ります。マクロモードや接写モードに設定するとそのカメラの最短撮影距離で写せます。

生地を平坦に敷いて撮るのが一般的。これも素材を説明するには必要な写真です。これにもうひとつ加えるといいのが、素材を立体的に撮った写真。

撮り方は、生地を指などで持ち上げて、凹凸をつけ、その一部分にピントを合わせて撮ることで立体的な写真になります。

生地は、弛ませると表情が変化するので、その部分を撮るとよりその素材感が伝わる写真になります

衣類写真
生地を平坦に広げての撮影。これでも表面素材は見て取れます

衣類写真
生地を指で起こして立体的に撮ったもの。平坦に撮ったものと比べてより素材感が伝わる写真になります


折って見せるとまとまりやすい

服の写真を撮るときに困るのが、その全体の見せ方。一般家庭では、人形型のトルソーもないでしょうし、たいていはハンガーに吊るしてか床に広げて撮ることになります。

デザインなどが特殊なものであれば服の全体を見せる必要があるので、広げた写真は必須です。しかし、シャツやボトムなどで定番の形であればあえて全体を見せないという方法でもいいでしょう。

この場合、袖や裾先を折り、シャツなどの前面に添えるとまとまりのいい形が作れます。袖口の作りなど見せたいところも強調させることができ、その衣類の全体もわかる一石二鳥的な写真になります。

トップ画像用の代表的な一枚としても使える撮り方です。この撮り方で一枚は押さえておくと後々使えます。

衣類写真
シャツなど形状が定番のものであれば全体を写さなくともシャツを表すことができます。袖口を折りたたんで手前に持ってくるだけでまとまりがよくなります

衣類写真
ボトム類は、裾口がわかるように上に折りたたみます。コンパクトに見せると見栄え感がよくなります


透かせて見せると素材も見える

この方法は、素材がある程度薄いものに限られますが、生地を透かせて見せて撮るとその素材感がよくわかる写真になります。

明るいところを背景にして生地を大きく広げます。窓から差し込む太陽光を利用し、その光で生地を透かすとやりやすいです。生地の部分が薄くなっているところをクローズアップにして撮るとよいでしょう。

一人で撮る場合は、カメラを三脚に固定して、オートタイマーで設定して、生地を両手で広げて撮影するといいでしょう。先にピント合わせなどをしておくことが大事です。

衣類写真
薄でのシャツなどの生地は、光に透かして素材感を見せることも可能です。太陽光で透かして撮ると簡単です


衣服は、実際のものを写真で伝えるにはなかなか難しい被写体のひとつです。それだけにいかに具体的なところをまとめて見せるかがポイントになります。今回挙げたものを含めて、さらに応用してよりわかりやすい衣服の写真を撮影してみてください。

写真・テキスト 瀬川陣市
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