結婚式はお決まりの写真と一味違う撮影で喜ばせよう

結婚式シーズン真っ只中。これからご自身が結婚される方、結婚式、披露宴にお呼ばれされてるなどウェディングの出席予定が入っている方も多いことでしょう。

結婚式で欠かせないのが写真撮影。一生の記念の日を新郎新婦に喜んでもらえる写真を撮ってあげたいとお二人を祝福している方なら誰しもが思うのではないでしょうか。

何回か披露宴などに出席していると、ある程度の式の流れなどもわかってきてシャッターチャンスのポイントもわかってきます。入場シーン、キャンドルサービス、ケーキ入刀、などなど。みなさんもかなり上手に結婚式を撮られるのかもしれませんね。

さらにもう一歩踏み込んでみるといつも撮るお決まりの写真とは一味違った写真が撮ることができます。

花嫁さんのお友達や親族の方の挙式に活用できるよう、ここを撮ればきっと喜ばれるというポイントを5つご紹介しましょう。日頃撮られるウェディング写真と併せて補うように活用してみてください。


ポイント1 ~準備中を撮りましょう

準備中
打掛の着付け中もとてもいいシーンです。もちろん新婦さんに頼まれた方が撮るようにしましょう。
結婚式の準備はとても多く、何時間も前から開始されます。そして段々と花嫁に仕上がっていく姿はとても感動的なシーンです。

撮影者が女性であれば、メークや着替えの場にも入りやすいですね。もし事前に撮影の許可がもらえるなら準備段階も何枚か撮っておいてあげましょう。お披露目の場の写真はたくさんの方が撮りますから写真はたくさん残りますが、人目に触れないシーンはあまり撮られることがありません。これら準備段階の写真は後にきっと喜ばれる一枚になります。

和装ならば打掛の着付けのシーンを撮るのもいいでしょう。豪華な色打掛は写真に撮るにもとてもいい被写体です。その日の着付け師さんにお願いしておけば、撮影していい段階になったら教えてくれたりしますので、着替え場所にスタンバイしているといいでしょう。このときは打掛全体が写るように撮ってあげるといいですね。

そして、もうひとつはメークです。これも当日担当のメークさんから許可が撮れる場合に立ち会いましょう。素の状態の表情よりメークが出来上がる少し前あたりに撮るのがいいでしょう。このときはなるべくアップめで撮ってあげるといいでしょう。

準備の段階に撮るときは、着付けの方やメイクさんなどの仕事の場でもあるのである程度撮影させてもらったらすみやかに現場から離れるなりするというエチケットも大事です。こういうスタッフさんに気持ちよく仕事をしてもらうことは式全体を成功させることにつながりますので。


ポイント2 ~衣装の柄を撮りましょう

衣装の柄
衣装の柄も大事な思い出になります。撮っておいてあげましょう。
これは特に和装の場合ですが、色打掛などの柄を撮ってあげておくといいでしょう。

着ているシーンは当然撮影されるのですが、なかなか柄だけの写真は撮らないものです。衣装の背後の部分などは写してなかったりするので特に撮っておいてあげるといい箇所です。

中途半端に全体や表情を入れて撮るのではなく、思い切って柄だけアップにして何枚か撮っておけばいいでしょう。絵柄がよくわかるように撮ってあげれば大丈夫です。

ウェディングドレスも同じようにポイントになる箇所などあれば撮影しておきましょう。後姿のショットもいい撮影箇所です。ドレスの裾から頭まで全体を入れたショットはとてもいい構図です。

和装、洋装ともにきれいな柄やポイントになるものを身に付けていたら撮っておいてあげるときっと後に「あ~こんな柄のものを着てたのね」と思い返すのにいい写真になることでしょう。

地味ながら要所を固めるウェディング写真の一枚です。


ポイント3 ~小物を撮りましょう

小物を撮る
挙式の日ならではの小物も撮っておくと後に思い出にもいろいろな参考にもなるのでありがたがられます。
結婚式につきものの小物というのもたくさんあります。結婚リングをはじめ、ブーケ、ウェディングケーキ、ウェルカムボード、引き出物、お見送り時のお返し用プレゼント、もっといろいろオリジナルな物もあるでしょう。

当然これらもこのお祝いの日だけのもの、撮っておいてあげましょう。すべてがずっと保管しておけるものではないので写真に残っていると喜ばれること受けあいです。

身に付けるものなら頭の上から足元まですべてが対象物。その中でもこれはと思うものに気がついた時がシャッターチャンスです。この場合は花嫁さん本人がいなくても物だけを撮っておけばいいので比較的簡単に撮れることでしょう。ここで大事なことは撮るべく小物に気がつくということですね。

ここで喜ばれるということは、「よくこんなところまで気がついて撮っておいてくれてありがとう」ということなんだと思います。新郎新婦の気持ちになってみるとどんな小物を撮ったらいいのか少しわかるかもしれません。


ポイント4 ~入場前に撮りましょう

入場前のショット
お色直し後の入場前にポートレート写真を撮っておくのもいいです。落ち着いた表情が撮れる場所です。
ここまで紹介してきたポイントは人目につかない場所、いうなれば式のオフの場面。さらにもう一箇所オフの場面で撮るポイントをあげておきましょう。

それは、会場に入場前にスタンバイしているところで撮る、ということです。お色直し後の入場前がチャンスです。ポーズを取ってもらいツーショットの写真を撮ってあげることができます。

当日プロカメラマンにスナップ写真を依頼している場合、このカメラマンさんも入場前に何枚か写真をとるはずなのでお互いスムースに撮れるように段取りをしましょう。担当の介添さんに一言お願いしておくといいかもしれません。またいつ頃お色直しが整い、会場入り口にスタンバイするのか時間も事前に聞いておくといいでしょう。

また入場前に多くの人が写真を撮りに来て時間を取ると式の流れを遅らせる要因にもなるので、この日に写真を重点的に撮る人だけが撮るようにしましょう。お友達などと連れ添って大勢で押しかけるのはここでは遠慮したいもの。そして撮る時はなるべく手短にすることもお忘れなく。


ポイント5 ~感動のシーンを撮りましょう

感動ショット
お見送り時におじいちゃんにお祝いを言われ涙ぐむシーン。こんな感動のシーンも撮れたらいいですね。
一般的な披露宴では何箇所か感動的な場面があります。新婦さんがちょっと涙ぐむようなシーンです。いろいろなパターンはあるでしょうが、特によくあるシーンでは次のような場面があります。

●新婦友人などからのスピーチ
●両親への手紙の朗読
●両親への花束贈呈
●列席者へのお礼のスピーチ
●列席者のお見送り


これらを全部撮ろうとするとほとんどずっとつきっきりでいないといけないので、どこかにポイントを絞るといいでしょう。披露宴のスケジュールは司会者さんが把握しているのである程度の流れを事前に教えてもらい撮影するシーンに備えるといざというときに慌てなくてすみます。

撮りたいシーンの順番になったらカメラを持ってスタンバイしましょう。ここはワンチャンスで巡ってくるシャッターシーンでもあるのでカメラの設定なども事前にチェックして臨みたいところです。

ここでは新婦さんの表情がメインです。しぐさひとつもポイントになるシーンです。目頭を押さえたり、感極まる表情などを逃さないようにしたいものです。そうは言っても日頃撮ってないのでなかなか撮れないかもしれません、ですのでなるべく多くシャッターを押しておきましょう。

親しい友人や身内の方が新婦だったりすると思わずもらい泣きしてしまうこともあるでしょう。そんなときは一緒に泣きながらもカメラをしっかり押さえてシャッターだけは押しておいてあげましょう。それもいい思い出になりますね。


どんな写真を撮るのかイメージしておきましょう

列席者でありながら写真も撮るというのは、実はなかなか大変なことです。お料理も食べないと次から次へと運ばれてくるし、周りの方との交流もしたいでしょう。やみくもに写真を撮って、列席者のおつき合いもこなしてではなにを撮ってなにを食べたのかわからなくなる結果になってしまいます。

そこで、結婚式に参加する前にどういった写真を撮るのかをある程度イメージを作っておくと自分の行動のメリハリをつけることができます。ここは撮るシーン、ここは列席者として楽しむシーンと区切りをつけて撮影にも挑みたいものです。

こう書くと写真を撮るのも大変なんだなぁと感じられるかもしれません。しかし新郎新婦に見せたときに喜んでもらえることほど撮影者として嬉しい瞬間はありません。喜びの笑顔を見たらきっと撮影の大変だったことなんて忘れてしまうことでしょう。

そんなに難しいことでもありません。今回のレクチャーと併せてこんな写真を撮ってあげたら喜ぶだろうなという写真を思い描いてみましょう。それがそのまま撮れるかはわかりませんが、より近いものは撮れるはずです。

それでは、結婚される方へおしあわせにと思いながらシャッターを押してみてくださいね。きっといい写真が撮れますよ。

写真・テキスト 瀬川陣市
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