DTM・デジタルレコーディング/DAWソフト活用ノウハウ

DTM環境としてのWindows 7(4ページ目)

10月22日、いよいよWindowsの新バージョン、Windows 7が発売されます。ネットブックなどでも動作する軽いOSということで期待している人も多いと思いますが、DTM用としてはVistaと違いはあるのでしょうか?

藤本 健

執筆者:藤本 健

DTM・デジタルレコーディングガイド

ReasonやVOCALOID2も問題ない

Windows7
ハードウェアのドライバがインストールできていないのでMIDIキーボードなどでの動作が確認できなかったが、それ以外は正常に動作したReason
DAW以外でも、いろいろなソフトを試してみました。

まずはPropellerheadのREASON 4。これもあっさりとインストールでき、動作するとともにSONARからはReWireデバイスとしても見えて、動作させることができました。

一方、相変わらず高い人気の初音ミクなどVOCALOID2も、問題なく動作することを確認することができました。さらに、フリーウェアとして人気の国際波形ソフト、SoundEngine Freeも普通に使えるなど、アプリケーションのほうから見る限り、Windows Vistaとの互換性はほぼ取れていると考えてよさそうです。


Windows7
VOCALOID2も問題なく使うことができた
以上の検証結果から言えることは、Windows 7はDTM関連のアプリケーションは問題なく使うことができるが、ネックはドライバである、ということ。オーディオインターフェイスでもMIDIインターフェイスでも、その大半はWindows XP用やWindows Vista用のドライバをそのまま使うことはできないため、メーカーからWindows 7用のドライバを待つしか方法はありません。

Windows Vistaのリリース時においては、RolandはWindows Vistaの発売直後にはドライバを出していた実績がありますが、ほかのメーカーの多くは数ヶ月から1年後にリリースという状況でした。中には、いまだにWindows Vista用のドライバがリリースされていないものもありますから、Windows 7においても同様の混乱はありそうです。

そういう意味では、Windows 7も最初のうちは、あまり多くを期待せず、DTM用に使うには各メーカーがドライバをリリースするまではあせらず待っているのが無難かもしれません。


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