DTM・デジタルレコーディング/DAWソフト活用ノウハウ

DTM環境としてのWindows 7(3ページ目)

10月22日、いよいよWindowsの新バージョン、Windows 7が発売されます。ネットブックなどでも動作する軽いOSということで期待している人も多いと思いますが、DTM用としてはVistaと違いはあるのでしょうか?

藤本 健

執筆者:藤本 健

DTM・デジタルレコーディングガイド

従来どおりASIOは使える模様

Windows7
ASIO4ALLは問題なく使うことができた
とはいえ、このままでは、どうにもテストを進めることができません。そこで思い出したのがASIO4ALLの存在。


Windows7
CubaseからASIO4ALLを利用することが可能。MR816csxのドライバも見えるが、キチンとドライバがインストールできていないため利用できなかった
そう、ご存知の方も多いと思いますが、ASIO4ALLというのは、ASIOドライバに対応していないオンボードのサウンド機能などをASIO対応にしてくれる便利なフリーウェアです。このASIO4ALLによってASIO非対応のサウンドデバイスのドライバをASIO化することによってレイテンシーを小さくできたり、ある程度の音質向上なども図れるというものなのです。

うまく動くか不安はありつつも、試してみると、あっさり成功。しっかりASIOドライバとして機能してくれたのです。もともとASIOドライバ自体はWindowsの規格ではありませんが、Windows 7上でも従来どおり使えることが確認できました。


SONARやCubaseは普通に動作する

Windows7
Windows 7上でCubaseは問題なく動作する
ASIO4ALLの画面から気づいた人も多いと思いますが、Windows 7でCubaseをインストールしてみたところ、まったく問題なく、普通に使うことができました。もちろん、マルチポート対応のオーディオインターフェイスが使えていないので、すべての機能が検証できたわけではありませんが、入出力においてもVSTプラグインやVSTインストゥルメントなどにおいても問題なく使うことができます。ちなみに、インストールで利用したのはCubase AI4です。


Windows7
同様にSONARも問題なく動作する
一方、SONARでも同様のテストを行ってみたところ、こちらもまったく問題なく動作してくれます。やはりオーディオインターフェイスの関係上、すべての機能が試せたわけではありませんが、SONAR 6 LEを普通に使ってみた範囲では問題はありませんでした。
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