中国旅行のモデルコース

5つのプランを提案！ 中国旅行のモデルコース

世界人口の5分の一を擁し、日本が26個も入ってしまうほど巨大な国、中国。観光名所にも最大・最長・最高・最多・最古といった形容が目立ちますが、これは決して大げさな表現ではありません。上手に旅するには、移動や観光の所要時間を把握し、余裕をもたせたプランが必要です。

ここでは、世界遺産が集中する北京・上海・西安・成都・雲南を中心に5つのコースに分けて、観光スポットをご紹介。旅の玄関口となるのは北京、上海、広州。特に北京、上海の2都市は日本主要都市からの直行便が多く、中国各地への旅の拠点にもなっています。

成田からだと北京までが約3時間10分、上海までが約2時間25分、なんと新幹線で東京―大阪を移動する時間で来れちゃうんです！ 上海だけなら最短2泊3日、北京も紫禁城と万里の長城だけに的を絞れば、同じく最短2泊3日で廻れます。2都市とも週末旅行として楽しむことが可能なのです。

どのコースも、中国の近代的な面と悠久の歴史を満喫していただけますので、どうぞお楽しみに！

コース1　北京 5日間

中国を知る上で北京の観光は外せません。北京といえば歴史の町。紀元前に始まった都市建設は一貫して風水に基づき、南北に伸びる「龍脈」と呼ばれる軸を中心に、左右対称に造られています。中心軸上に重要な建築物が建ち並び、その延長上にオリンピック施設を見るときに、中国の壮大な世界観が見えてきます。急速に国際化が進む一方で、奥深い思想が建造物や景観にしっかりと残されています。広大で観るもの満載な北京の観光には、一都滞在型がおすすめです！

1日目

日本より空路で北京に到着。まずは、市内探検＆ショッピング、ナイトライフも充実です！

2日目

終日市内観光。タクシーや地下鉄も便利ですが、時間の有効利用なら、現地旅行社「グランドスラム」や「北京トレンド」で運転手付きレンタカーを借りるのがベスト。

■天壇公園（世界遺産）
北京の南にある明・清代の皇帝達が五穀豊穣を祈った祭壇。

■天安門広場
北京の中心に位置する城門楼とその広場。1949年に毛沢東が建国の宣言を行なった中国のシンボル的存在。

■故宮博物院（世界遺産）
天安門のすぐ真北にあり、明・清時代には紫禁城と呼ばれた皇居。約9千部屋ある宮殿は世界最大で、72万平方メートルの敷地には、約100万点の財宝が展示されています。

■景山公園
故宮のすぐ真北に位置する公園。旧北京の南北中軸線の中心で、43メートルの山頂近くから見下ろす故宮の全景は芸術的。

3日目

午前中に出発、北京の郊外観光へ。

■鳥の巣＆水立方
市内の北にあるオリンピックのメイン会場と水泳会場。

■明の十三陵（世界遺産）
北京の北西50キロ、昌平県寿山麓にある明代皇帝13人とその皇后・貴妃の陵墓群。

■万里の長城・八達嶺（世界遺産）
北京の北西50キロにある城壁で、唯一月から見える世界最大の建造物。東は遼寧省虎山から西は甘粛省嘉峪関まで全長は8851.8キロで、夏は一部ライトアップされ夜景も素敵です。

4日目

終日市内観光。

■北京動物園
北京の西にある中国最大の動物園。約560種、7千頭余りの動物が飼育され、パンダや絶滅危惧種のキンシコウ(孫悟空のモデル)などの希少動物とご対面！

■頤和園（世界遺産）
北京の北西12キロにある、西太后の避暑地だった中国最大290ヘクタールの豪華な庭園。

■中国アートの発信地・798芸術区
工場跡地を利用して創建された独特な雰囲気の敷地内には、レストランやカフェなども充実。連日、多くのアート好きで賑わっています。

5日目

空路で帰国の途へ。