中国/中国基本情報

中国旅行のモデルコース(3ページ目)

世界人口の5分の一を擁す巨大な中国を上手に旅するには、移動や観光の所要時間を把握し、余裕をもたせたプランが必要です。ここでは、世界遺産が集中する北京・上海・西安・成都を中心とした5つのコースをご紹介します。どれも、中国の魅力をたっぷり満喫していただけます。どうぞお楽しみに!

鈴木 晶子

執筆者:鈴木 晶子

中国ガイド

コース3 西安→北京または上海コース 5日間

始皇帝の壮大な構想と権力の偉大さを知らしめる兵馬俑

始皇帝の壮大な構想と権力の偉大さを知らしめる兵馬俑 (C)ToshioS

陜西省の省都・西安はかつて長安の都と呼ばれ、周~唐代まで中国の政治・文化の中心でした。シルクロードの出発点で、早くから西洋文化が伝わった国際都市・長安へは、日本からも遣隋使や遣唐使がその先進文化を学びに訪れました。その多大なる影響は今でも日本の所々に残っています。そんな見所タップリの西安へは、北京から約1時間半、上海から約2時間の飛行時間となっています。

1日目

日本より空路で西安へ(北京または上海乗継ぎor乗り換え)。

■鐘楼&鼓楼
ライトアップされた鐘楼

ライトアップされた鐘楼

市街地中心にある明代のシンボル。かつて城門は、鐘の音で開き、太鼓の音で閉められていました。

2日目

終日西安観光。

■兵馬俑坑(世界遺産)

「俑」とは国王のために殉死する臣下の人形

「俑」とは国王のために殉死する臣下の人形 (C)ToshioS

秦始皇帝陵の東1.5kmにある博物館。全国統一を果たした秦の始皇帝は、阿房宮、万里の長城、そして自身の墓の建造に着手。兵馬俑坑はその墓守りとして造られ、1974年に井戸掘りの農民に発見されました。約2万平方メートルの俑坑には、戦車100余台、馬600体、平均身長178センチの武士約8千体が収納され、埋葬時さながらの様子はまさに圧巻です。

■秦始皇帝陵

中国のファーストエンペラーが眠る大きな陵墓。

■華清池

池

古代のロマンスが点在する名園  (C)ToshioS

西安の北東30キロ、驪山(リーシャン)の麓にある温泉地。唐代には玄宗皇帝と楊貴妃のロマンスの舞台となり、「蓮華湯」、「海棠湯」などの浴場跡が公開されています。

■大雁塔
塔

大雁塔。最上階から西安を展望できる (C)ToshioS

市の南4キロにある慈恩寺境内に立つ高さ64メートルの名塔。「西遊記」の三蔵法師のモデルとされる玄奘が、652年にインドから持ち帰った経典が保存されています。

■碑林博物館
市の東にある、1087年に建てられた博物館。碑林とは文字や図を刻んだ石碑の集合を意味します。

3日目

空路にて北京または上海へ。
夜は美味な北京料理上海料理をどうぞ!食事の後はマッサージで疲れを癒してください!北京のマッサージ店上海のマッサージ店

4日目

北京または上海観光。「北京旅行のモデルコース」、「上海旅行のモデルコース」を参照ください。

5日目

北京または上海より、空路にて帰国。
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